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【イベントレポート】「シェアねん」開催しました!

こんにちは!akippa広報の石川です。

akippaの代表金谷が関西支部長を務めるシェアリングエコノミー協会関西支部の定例イベント「シェアねん」が1月27日オンラインで開催されました!記念すべき第1回目は、大阪イノベーションハブ(OIH)さんとの共同開催。

・Airbnb、スペースマーケット、akippaの代表が語る『スペースシェア』
・関西ベンチャー3社が語る『関西のベンチャー支援環境』
の興味深い2つのテーマということもあり、平日の昼間にもかかわらず138名もの方からご予約いただきました!ありがとうございます。
アーカイブ動画もありますが、文面でも簡単にイベントをレポートします!

イベントページはこちら
https://peatix.com/event/1754795

関西にゆかりのある方なら気になるのが、この名前。
そう、関西で知らない人はいない某テレビ番組を参考にさせていただきました。「シェア」の概念も関西に根付かせられるように頑張らないといけないですね!

キャプテン・自治体アドバイザーのご紹介

イベント冒頭には、協会主要メンバーのご紹介です。
関西支部キャプテンに就任したCon代表・権基哲氏は、「全国のモデルケースとして関西から広めていければ嬉しい」として、キャプテンの意気込みを話されました。

続いて、先日内閣官房シェアリングエコノミー伝道師に任命され、関西支部の自治体アドバイザー、さらには「シェアねん」の名付け親の神戸市・長井伸晃氏から就任の挨拶。「神戸市での取り組みで培ってきた経験をシェアしていきたい」とお話いただきました。

就任の背景等はプレスリリースをご確認ください
https://origin.prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000022734.html

超豪華!スペースシェアセッション

続いて、お待ちかねのセッションです。テーマ1では、関西にもグローバルや東京の情報を届けたいという思いで、Airbnb Japanの代表・田邉泰之氏、スペースマーケットの代表・重松大輔氏、そして弊社akippa代表の金谷がモデレーターとして参加しました。

視聴者に関西の企業や、起業家が多かったこともありサービス立ち上げの背景や苦労話、最近のコロナ禍での状況などを中心にパネルディスカッションをしました。

興味深いお話ばかりでまとめるのが難しいところなのですが、、ここでは『コロナ禍でのスペースシェア』についてピックアップします。

インバウンドの旅行者がメインだったAirbnbは、ホストとなる企業が参加する「Airbnb Partners」に話を聞いたところ、一時帰国者用の宿泊やリモートワーク、ワーケーションなど、新しいニーズがわかったそうです。そこでそのような施設を提供するほか、実際に田邉氏もワーケーションを体験し、自分の生活リズムを見直すきっかけとなったほか、地域の魅力にも改めて気付けたそうです。

スペースマーケットは、緊急事態宣言の期間中はキャンセル費用に対するサービス料を無料にする措置を取られていました。そこからリモートワークの需要が増え、2020年8月にはスペースマーケット WORK」とブランドを切り出されました。また、感染対策として、検索項目に感染予防グッツのアメニティを設置したり、清掃マニュアルを配布するなどのホストへの発信をを徹底されたそうです。新たなリモートワーク需要もあり、最近ではホテルの部屋や飲食店の席貸しなどのスペース登録が増えているようです。

akippaは、通勤・通学の利用が増加しました。リモートワークできない方々が、通勤する際に予約ができて安いことをメリットに使っていただけたのではないかと考えています。領収書が発行できるので通勤に限らずビジネスシーンでお客様先に行く時などにも使いやすいかと思います!

3社とも、時代に合わせてスピード感もって対応されているのが非常に印象的でした。

参加者からの質問も多く、かなり盛り上がるセッションでした。
スペースのシェアは「案内人により視点が違うので新たな地域の魅力に気づくことができ、また似た価値観を持った人との新たなつながりもできる」(田邉氏)、「TPOに合わせて服を選ぶように、用途に合わせて場所を選べるようにしていきたい」(重松氏)など、可能性に満ちた領域であることを改めて感じました!田邉氏のコメントに対して金谷が「スルメですね(笑)」と返し、関西支部らしく笑いをとって終了しました。

超リアル!関西ベンチャーセッション

大阪イノベーションハブ(OIH)は、2013年に大阪市が開設したイノベーション創出拠点です。akippaもサービスを開始する前にOIHのピッチイベントに参加し、投資家の方々に高評価をいただいたのをきっかけに始まっており、今でも大変お世話になっている団体です。

そんなOIHに所属する「OIH会員」から、大阪・兵庫・京都それぞれを代表してベンチャー企業3社に集まっていただきました。

大阪代表は株式会社Replace 代表取締役の中谷タスク氏。デザイン事務所として起業し、現在は空きスペースの価値向上をする「STAND 3.0」を中心に展開されています。
続いて兵庫(神戸)代表は、ACALL(アコール)株式会社 CEOの⻑沼⻫寿氏。現在はスマートオフィスプラットフォーム「WorkstyleOS」の開発・提供をされています。
京都代表は株式会社AIVICK(アイビック)代表取締役の矢津田智子氏。ご自身の病気をきっかけに起業を決められ、受託開発、食事業「FIT FOOD®」を運営されています。
モデレーターは、キャプテン権さんです。

資金調達の話や各自治体との連携について、かなり具体的で起業の際に参考になりそうなお話がありました。
順調に見える各社ですが、創業時には現在ほど起業環境が整っていなかったこともあり資金調達に相当苦労をされていたようです。
ACALL長沼氏は「銀行からOIHを紹介された」と話し、またAIVICK矢津田氏は「ベンチャーでは資金繰りが一番の問題で京都の自治体や銀行を頼った。経営者は資金調達にあけくれる形になるので、資金の悩みがなければもっとグッと伸びるベンチャーもあったと思う」と話されていました。さらにReplaceの中谷氏は「資金を稼ぐためにデザインコンペで賞金を稼いだり、飲食業を始めたりした」と話し、創業当時の苦労や、それを乗り越えて今があることがよくわかりました。

みなさん、銀行や自治体に相談したところからOIHなどのベンチャー支援や顧客を紹介された経験を持たれていた点が印象的でした!
自治体や銀行などが良い意味で”お節介”な手厚い支援をしてくれるのは、ベンチャーにとってはありがたいですね!

お知らせ

「シェアねん」を通じて、OIHやシェアリングエコノミー協会に興味を持ってくださる方がいれば、ぜひこちらからお問い合わせください!

OIHはこちら▼
https://www.innovation-osaka.jp/ja/

シェアリングエコノミー協会 関西支部はこちら▼
kansai@sharing-economy.jp

なお、「シェアねん」は隔月開催を予定しています。次回以降もお楽しみに!お読みくださりありがとうございました!!

石川 絢子

広報

慶應義塾大学卒業後、インターネット広告代理店、グリーを経て2018年4月にakippaへ入社。グリー時代は新規事業立ち上げや管理系業務、広報など幅広く担当したが、現在akippaでは広報マネージャーを担当。
趣味は旅行で年間3回海外に行くことを目標にしている。