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「駐車」ならぬ「注射」!? 注射にまつわる素朴な疑問について調べてみた。

皆さんこんにちは。広報の東野です。

なぜいきなりこんな記事を書き始めたのか。話は一カ月ほど前にさかのぼります、、、

もうかなり前になってしまいますが、12月の真ん中あたりにakippaで希望者を対象に無料で予防接種を受けられるという日がありました。

何の予防接種かといえばもう皆さんご存じ、冬の悪魔インフルエンザです。

予防接種って、大事だな~とは思うけど自分で受けに行こうと思うと、病院には同じような人も多いしお金もかかるし、「ちょっと面倒だな、、、」となってしまいがち。
せっかくなので僕も予防接種を受けました。

予防接種といえば注射。いくつになっても注射は苦手です。

注射、、、、ちゅうしゃ、、、、、ちゅうしゃ?、、、、、、、駐車!!!!

こんなところにakippaとは切っても切れないワードが潜んでいたとは、、!

ということで、多少強引ではありますが「ちゅうしゃ」つながりで予防接種の際に感じた注射に関する素朴な疑問について調べてみました!

目次

1. 注射はどこに打ってもいいのか
2. 注射はなぜ痛いのか

1.注射はどこに打ってもいいのか

皆さんは「注射って、なんでいつもいつもあの場所なんだ??」と気になったことありませんか?

というわけで、なぜいつも注射はあの場所なのかを調べてみました!

人の皮膚から骨まではおおまかに、表皮→真皮→皮下組織→筋肉→骨、の構造でできていて、どこに注射を打つかで注射のタイプは以下の4種類に分けられるそうです。

  1. 皮内注射
  2. 皮下注射
  3. 静脈内注射
  4. 筋肉内注射

そして、「体のどの部位にに注射を打つのか」は、この4種類のどの注射を打つのかと関係していました!

1.皮内注射:

真皮に打つ注射。薬が少量で広がる傾向があるので、局所麻酔などで使われるらしく、麻酔が必要な個所であればどこでも打てるようです。

また、皮膚の表面から近い非常に薄い層に針を刺すため、この皮内注射を打つのは技術的に難しいそう。

2.皮下注射:

皮下組織(脂肪や血管がある組織)に打つ注射。予防接種は主にこのタイプの注射に分類されます。打ち込んだ薬が皮下に留まるため、薬の吸収には時間がかかるそうです。

実はこの皮下注射、部位は基本的にどこでもいいらしいのですが、脂肪のある部分に打ち込むため、おしり、太もも、腕、おなかなど、比較的皮下脂肪が多い部位に打つのが一般的だそうです。

これらの個所のうちもっとも打ちやすいのが腕なので、予防接種は腕に打つのが一般的になっているようです。

3.静脈内注射:

その名の通り、静脈の中に打つ注射。静脈は血液がびゅんびゅん流れているので、静脈に打ち込んだ薬は1分ほどで全身に回るらしく、点滴を打つ際などはこの静脈内注射が用いられるようです。

4.筋肉内注射:

筋肉に打つ一番深い注射。薬の吸収が早く、静脈内注射や皮下注射では投与できないような、作用の強い薬や多量の投与が必要な薬を打つ際に使われそうです。

ただ、筋肉の硬直や壊死、神経障害を起こす可能性があるかなりリスキーな注射らしく、海外では普通の予防接種(ワクチン注射)でも一般的に用いられる注射らしいのですが、日本ではリスクを鑑みて上記に該当する場合以外は使わないらしい。

大きな筋肉があるおしり、太ももに打つことが多いそうです!

注射ってただ好き勝手な場所に打ってるわけじゃなかったのですね、、、(そりゃそうか)

2.注射はなぜ痛いのか

続いての疑問はズバリ、「注射はなぜ痛いのか」

「いやいや、そんなん針さしてるんだから痛いに決まってますやん!」と思ったそこのあなた!

確かにその理由もあるのですが、実は注射が痛い理由は他にもあったのです、、、

注射の痛みは、大別すると以下の2種類に分かれるそうです。

1.物理的な痛み

組織を突き破って針を刺してるので、そりゃあ痛い

2.薬物のpH(酸性orアルカリ性)や浸透圧の違い

血液と薬物の間でpHや浸透圧の差が大きくなるほど、痛みを感じやすくなる

どうやらただ針を刺している痛みだけではなく、pHや浸透圧という何やらムズカシイものも影響しているようです。

さらにさらに、注射のタイプによっても痛みに変化があるのか、調べてみました!

■筋肉注射は皮下注射よりも痛い?

「筋肉注射は皮下注射よりも痛い」

皆さんこんなうわさを聞いたことはないでしょうか。
確かに、筋肉に注射するってなんだか痛そうな印象がありますよね。

筋肉注射の方が痛みを強く感じることが多いそうですが、実はその原因は部位によるものではなく、投与している薬によるものだそうです。

筋肉注射は皮下注射に比べ薬の吸収が早いので、比較的強い薬や一度に多量の投与を要する薬を注射することが多いらしく、上述したpHや浸透圧による痛みがより大きく出てしまうそうなのです。

だから筋肉注射は皮下注射よりも痛い印象があるのですね。

ただ、同じような薬を投与するなら筋肉注射も皮下注射も痛みは変わらないそうですよ。

いきなり始まった注射にまつわるあれこれ調査でしたが、いかがでしたでしょうか!

「ちゅうしゃ」つながりといういささか強引な特集ではありましたが、akippaではインフルエンザの時期の無料予防接種など、感染対策にもしっかり力を入れています。

だからこそ生まれたこの記事でしたが、これを機に注射の知識を身に付けていただければと思います!

※余談ですが、今中国を中心に猛威をふるっている新型コロナウイルスは、現時点ではまだ予防接種が存在しないそうです、、、
もしかしたら、いずれコロナウイルスの予防接種を受けるようになる日が来るかもしれませんね。

東野 和実

広報グループ

大阪大学法学部在学中のインターン生。2019年4月に、サークルの研修で訪れていたベトナムからの帰国翌日にakippaの面接を受け、3日後には入社していた。入社後は広報として、社内報や広報ブログを中心に担当。
得意科目は英語。