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第92回土浦全国花火競技大会 予約制駐車場 当日の様子をレポート

こんにちは、広報の石川です。

akippaは先日2023年11月4日(土)に開催された第92回土浦全国花火競技大会にて、一部の公式駐車場の事前予約制の運営をさせていただきました。
取り組み内容と当日の様子を簡単にレポートします。

■予約開始1時間で完売した駐車券

土浦全国花火競技大会といえば、大曲の花火(秋田県大仙市)、長岡まつり大花火大会(新潟県長岡市)とともに「日本三大花火」と称される人気の花火大会の一つ。例年60万人もの人が訪れると言われています。

2023年11月に行われる「第92回土浦全国花火競技大会」にて、公式駐車場の一部をakippaでの事前予約制となりました。
今回予約対象としたのは、中学校の校庭など9施設、約1,000台分です。

第92回土浦全国花火競技大会での予約制駐車場マップ

9月15日にプレスリリース(※1)と花火大会公式HPなどで案内を開始し、10月6日(金)10時に特設サイト(※2)にて予約を開始すると、わずか1時間足らずで完売。
キャンセル待ちもakippa史上最高レベルに多い結果
となり、その人気ぶりが明らかになりました。

※1 告知のプレスリリース
第92回土浦全国花火競技大会、渋滞緩和を目的に駐車場の一部にakippaでの事前予約制導入が決定!10/6~予約開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000410.000016205.html

※2 特設サイト
https://www.akippa.com/tsuchiurahanabi/

そして11月4日(土)、この時期としては異例となる夏日の快晴の中、花火大会の1日が始まりました。

■当日の様子をフォトレポート

入り口には看板を立てて来場者にわかりやすくしていただきました。

午前9時、開門の時間です。
例年ですと開門を待つ車列が門の前に連なっていたそうですが、今年はゼロ
何台か時間前に来た車があったようですが、予約車以外は停められないことを伝え、帰っていただいていました。

中学校の校庭をこの日は駐車場として活用しました。

私が待機をしていたP-3「土浦一中 校庭」では、9時2分頃に1台目が到着されました。その後しばらく落ち着いた時間が続き、午前中に到着された車は1割にも満たないほどでした。

係員が1台ずつ予約確認。

誘導担当の係員からは、入庫時に予約車かどうかの確認、注意事項のお伝えなどをしていただきました。

運営は市役所職員の方や、警備会社さんにご対応いただきましたが、
「これまでは午前中で埋まりきってしまっていたので、こんなに車がいないのは不思議な感じです。」
「事前払いで、料金の徴収や領収書発行がないのはとても楽ですね。」
などと例年との違いに驚きを隠せない様子でした。

14時を過ぎたあたりから徐々に到着する車も増え始めましたが、駐車券の印刷や、車両番号の入力にご協力いただいた甲斐もあり渋滞なくスムーズに入庫をご案内できました。ご協力ありがとうございました。

土浦市立武道館駐車場ではご高齢の方がちらほらいらっしゃいました。

一方、ご利用者に注目してみると、小さなお子さん連れのご家族、杖をついて歩くご夫婦、お友だち同士、海外からのゲストなどさまざまな方がいました。

お話しを聞いてみると
「土浦は初めてで土地勘がなかったのですが、ナビですぐにわかったので安心でした。」
「関西から車で来ました。到着時間が読めなかったけど駐車場が確保できていたので安心してゆっくり来られました。」
小さい子供がいて荷物も多いから予約できて良かったです。」
などのポジティブな声を聞くことができました。

■今後のよりスムーズな運営に向けての実証実験も

akippaが大型イベントの駐車場を運営するのも4回目となり、改善できそうな点もいくつか見えてきています。
その中の一つ「予約確認」について、外部ベンダーさんにも協力いただきながら今後に向けての実証実験も行いました。

通過する車が予約者かどうか確認するメンバー。
駐車中の車に対しての実験も行いました。

これらの実証実験はakippaのプロダクトチームのメンバーが中心となり進めています。どのようにプロダクトに実装すれば利用者の方と現地係員の方、双方にとってより便利になるのかを考え、より良いプロダクトを作っていきます

最後に、今回、現地参加した5名からのコメントです。

プロジェクト責任者・大塚

歴史ある本大会の交通課題改善に取り組めたことを誇りに思います。
地域の皆さまが長年愛し、育ててきた大切な花火大会の課題を改善する取り組みは最高にエキサイティングでした。
本大会では諏訪湖祭湖上花火大会での運用経験にちょっとした改善を加えて臨みましたが、akippa予約制にした駐車場は事前の並びがなく、早朝の交通混雑に対しては大きな成果を出すことができました。
スマートに花火大会を楽しんでいただけるために、今回の経験を持ち帰り、運用面、プロダクト面も改善を重ねより良い駐車体験を提供していきます。
「土浦花火づくし」大迫力で最高でした!

運用担当責任者・斉藤

前職より縁のある「茨城県」でお仕事ができたこと、また日本でも歴史ある本大会に携われたことをとても嬉しく思っております。
また、初めて土浦の花火を見ることができて感動の一日でした。
今回は「交通課題」改善の一環で、弊社の取り組み・ノウハウを採用いただきました。
運用面の担当責任者として実行委員会さまと大会の成功に向け、akippaの運用面や当日の準備など取り組めたことは私個人としても良い経験ができました。
結果、弊社のソリューションが「交通課題」に対して良い結果を生むことができました。
今後も、今回の事例も含めサービスをもっと良いものにしていきます!
そして、来年の大会もまた、皆様により良いサービスとしてご提供できるように、日々精進してまいります。

プロダクト責任者・井上

花火が本当に綺麗で感動しました!
改めてこういうイベントが復活して世の中が活気づいて行くのを実感できました。運営に関わった職員の方々、素敵なイベントをありがとうございました。
akippaを活用することで、運営に関わる方の手間を減らし安心・安全なイベント運営に資することができるように、今後もサービス改善に努めます。

ドライバー側プロダクト責任者・熊谷

花火大会の成功にはスムーズな駐車場運営が欠かせないものだとあらためて実感しました。地元の花火大会を成功させようと奮闘されている土浦市の職員の方々をみて、テクノロジーでもっと便利にストレスなく駐車場を運営できるようにしていきたいと思いました。

実証実験 担当者・横山

プロダクトチームではakippaユーザーさまのUX向上に向けて、新しい駐車場管理のソリューション導入を企画しています。
そんな中歴史ある土浦の花火大会にて実地で実証実験を行うことができたことは、貴重な経験則となり、意義のあるデータ収集ができたと実感しています。
現地の職員さんは非常に丁寧な駐車場運用をしてくださっており、不正利用や誤認がないかを一件一件真剣に確認してくださっていました。
職員さんの中には実験を覗きにきてくれて、「これが実現すればとても便利ですね!」と期待を寄せてくださる方もいらっしゃいました。
運営サイドの係員さん・来訪されるドライバーさん双方にとって、より良い体験を作ることを目指し日々の開発に精進していきたいです。

akippaのビジョンは「リアルの“あいたい”を世界中でつなぐ」。
予約制駐車場を通じて「現地で花火を見たい」という思いを叶えられていたら幸いです。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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石川 絢子

広報

慶應義塾大学卒業後、インターネット広告代理店、グリーを経て2018年4月にakippaへ入社。グリー時代は新規事業立ち上げや管理系業務、広報など幅広く担当したが、現在akippaでは広報マネージャーを担当。
趣味は旅行で年間3回海外に行くことを目標にしている。