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祝J1昇格!周辺駐車場100台突破!地域を巻き込み駐車場不足を解消へ【FC町田ゼルビアさま】

こんにちは、akippa広報の石川です。

今季、サッカーのJ2リーグからJ1リーグへの昇格が決まり、さらにチームが目標としていた「J2優勝」も早々に決まった「FC町田ゼルビア」(以下「ゼルビア」)。
akippaは2019年6月より提携し、周辺の駐車場開拓に少しずつ取り組んでいます。

ゼルビアは、町田GIONスタジアム(町田市立陸上競技場、収容人数約1万5000人)を本拠地としています。丘陵地の上にある公園内にあり、周辺の駅からは少し距離があるため路線バスや自家用車を利用される方が多くいます。しかしながら周囲は細い一本道で、試合のない日でも渋滞をする場所。開けた場所も多くないため、駐車場問題は一つの課題となっています。以前からSNSなどでも「周辺の駐車場問題をなんとかしてほしい」というファンからの声が上がっていました。そこでakippaとゼルビアはコロナ禍前の2019年に連携を開始し、現在までに約100台分の駐車場が確保できました。
駐車場予約ページ:https://www.akippa.com/zelvia/

2024シーズンからはJ1リーグとしての開催となり、より多くの観客の来場が予想されます。
そこでこれまでの活動と今後について、ゼルビアを運営される株式会社ゼルビアの上田さま、近藤さまに、案件を担当している大塚と共にお話を伺いました。

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お話を伺った方

株式会社ゼルビア
代表取締役COO 上田 武蔵さま
渉外部 部長 近藤 安弘さま
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石川

まずはJ1昇格、J2優勝おめでとうございます。
早速ですが、akippaとの連携を開始したきっかけを教えていただけますか。

もともとスタジアム周辺に民間運営、行政運営ともに駐車場が全然ないうえ、エリア的に広い空き地などもないため駐車場不足は深刻な課題でした。特に上位争いをした2016年や優勝争いをした2018年には来場者が増え、なんとかしなければいけないと課題感が強くなっていました。そんな時に親会社(サイバーエージェント)からの紹介もありakippaと繋がりを持ちました。
akippaの仕組みを伺うと、広い場所だけでなく個人宅などの1台分から使えるということで、やってみる価値があるのではないかと思い連携を開始しました。

近藤
さま

駐車場予約の特設ページ。ゼルビア公式サイトからのリンクもある

石川

どのような体制で取り組んでいただいていますか?

最初は、ホームタウン担当スタッフや営業担当スタッフといった地域と繋がりのある部署のメンバーと連携して、徒歩圏内で土地をお持ちの企業をリストアップして順に当たっていきました。当初はakippaの仕組みもなかなか理解してもらうことが難しく、アポは取れても貸し出しを断られるケースが多く苦労していました。また、周りの個人宅とは接点もないのでなかなかアプローチができていませんでした。

今では地域の皆さんにもakippaの認知が広がっていて、それとともにサービスの理解もしてもらいやすくなってきたと感じています。最近では町内会の回覧板などでも告知していただいているので、そういった地域の協力のおかげもあると思います

近藤
さま

石川

そうだったのですね、ありがとうございます。
やはり理解が深まると貸し出しに繋がりやすいですか?

そう思いますし、口コミによるところも大きいと思います。
既に貸し出しをされている方が「良いサービスだよ」と知り合いの方に紹介してくれて、新規の貸し出しにつながっているところもありますね。まだまだ多いわけではないですが、少しずつ増えているというところです。

近藤
さま

石川

akippaとはどのように連携していますか?

営業担当の大塚さんやパートナーさんと頻繁に連携しています。
駐車場の開拓状況だけでなく、試合ごとに駐車場の利用状況もレポートしてもらっています。貸し出す台数が多くても利用されていなければ意味がないので、数値を共有しあいながらニーズを実感して取り組めているのはありがたいです。

近藤
さま

石川

駐車場開拓リストの連携についても少し伺いたいのですが、御社からご紹介いただいたオーナーさんにakippaのパートナーがクロージングに行っていますが、その成約率がほぼ100%と伺いました。素晴らしいことだと思うのですが、オーナーさまへの頭出しはどのようにしていただいているのでしょうか?

何も縁のないところからのアプローチでは難しいだろうと感じているので、良さそうな場所を見つけたらその土地のオーナーさんとお知り合いの方を探して、その知り合いの方を通じてヒアリングをしてもらっています。やはりゼルビアの認知も高まっていて、町内会長さんをはじめ、地元の皆さまが協力をしてくれるんです。その方たちのつながりでアポが取れ、そこで好感触が得られたらパートナーさんに行ってもらうようにしています

近藤
さま

石川

チームの方に動いていただいているのは安心感もあり大きな意味がありますね。
続いて、連携を初めてから、地元の方やファンの方からの反響はありますか?

先ほどと重複しますが、自治会や町内会の回覧板で紹介してもらえるようになったのは大きいかなと思います。地域の皆さんはスタジアムに駐車場がないことをよくご存知なので、収益もそうですが駐車場問題の解決になるのなら、といったご厚意でやってくださるように少しずつなってきていてありがたいと感じています。

近藤
さま

石川

ファンの皆さまの反応はいかがですか?

サポーターの皆さまからは、まだ大きな反応はいただけておりません。
ほぼ毎試合駐車場が満車なのでakippaのことは知っていると思いますが、劇的に増えたという実感がないと思うので、これからさらに増えてくるとインパクトが出てくるのではないでしょうか。

上田
さま

石川

直近の試合日ではちょうど100台を超え、稼働率もほぼ100%という状況でした。
今後どのくらい駐車場があれば足りるとお考えですか?

スタジアム周辺の駐車場状況(2023.11時点)

あればあるだけ欲しいですが(笑)、目安とするのは200〜300台です。200台あれば大型の駐車場を一つ作るのと同じくらいの計算になりますので、一定の規模感として示せるのではないかと考えています。
J1に昇格すると平均して1万人ほどが訪れる想定でおります。現在もそうですが、駐車場がなく路上に迷惑駐車をされてしまうことも発生しているので、開幕までにできるだけ多くの駐車場を確保していきたいです

上田
さま

石川

たしかに、駐車場一つ分の台数が地域に点在する形になれば大きな意味がありますね。
スタジアム周辺や幹線道路の周辺は丘陵地のため広い土地が少ないと思いますが、どのような場所に駐車場が増やせたら嬉しいですか?

徒歩で歩ける範囲と考えると、2km圏内が一つの目安となります。
そのエリアにある商業施設やバス停の近くなどで貸し出しをしていただけたらありがたいと思っています。公共施設などの大きめの施設や土地を切り開いて大きな駐車場を作ることも難しそうなので、現状あまりできていない周辺の個人宅もパートナーさんとも協力しながら進めていきたいです。

近藤
さま

大塚

はい、個人宅の開拓は前向きに進めさせていただければと思います。

石川

その他、akippaに期待していただいていることはありますか?

akippaの認知が上がっているのはプラスに感じています。
認知が上がって理解が深まれば利用しやすくなる上、駐車場の開拓もしやすくなりますので、こういったインタビューの機会を含め、利用者の声なども広がっていくと認知・理解が深まって良いのではないかと期待しています

近藤
さま

石川

より多くの方に知っていただけるよう頑張ります(笑)。
上田さまもakippaへの期待があればお願いします。

私たちだけではどうしてもマンパワーに限界がありますので、ファン・サポーターや自治体の皆さまを巻き込んだやり方で一緒に取り組んでいきたいと思っています
たとえば、町田市の43万人の市民の皆さまが1人1件「ここ空いているかも」という連絡をしてもらえると43万か所の候補地ができることになります。その連絡をいただけるだけでも大きく変わってきますので、町田市民の皆さまやスタジアムを訪れる皆さまが少しでも気づきがあればぜひご連絡いただいて、広めていきたいです

上田
さま

石川

SNSでも大塚からの投稿に多くの反応があったと聞いていますが、そういった熱いサポーターさんや地域を巻き込んでいきたいですね。

大塚のSNS投稿に対してサポーターから多くの反応があった

大塚

最後に、本筋とずれますが上田さまの来季のJ1昇格に向けた想いや展望、ビジョンをぜひ教えていただけないでしょうか。

来シーズン、ゼルビアはJ1初年度となりますが、サッカー面はもちろん集客面・アクセス面ともに全方位でチャレンジし、一回り成長して来期を迎えたいと、身が引き締まる思いで取り組んでいます。
「町田を世界へ」というクラブのビジョンからすると、ようやくスタートラインにたった状態なので、謙虚かつ大胆に取り組んでいきたいと思っています。サポーターの皆さまと共に、日本を代表するクラブを作っていきたいです。

個人的には、ゼルビアをビッグクラブにしていきたいと考えていて、過去の経験をゼルビアに還元し化学反応を起こして今までにないサッカークラブを作っていきたいと現在は強く思っています。
これまでのサッカーの歴史を多くのクラブが牽引し築いてきたように、ゼルビアをこの先10年のロールモデルとしてリードしていくようなクラブにしていきたいと思っています。
他にもやりたいことは色々とありますがそれはまた別の機会に(笑)。

上田
さま

大塚

素晴らしい熱いメッセージをありがとうございます!

石川

上田さま、近藤さま、ご多忙な中お話しいただきありがとうございました!

最後までお読みいただきありがとうございました。

町田市民の皆さま、ゼルビアサポーターの皆さま、町田GIONスタジアムを訪れた皆さまへ。

「ここ駐車場として使えそうだな」という遊休地を見つけられましたら、ぜひご連絡ください!

イベント・スポーツクラブ・自治体との提携事例、お問い合わせはこちら

大塚 康広

営業

新卒で自動車関連メーカーに入社、その後はIT/WEB業界一筋。前職では10年間、総合商社丸紅の事業会社で新規サービス立ち上げやブランドプロジェクトなどを担当。2017年5月にakippaに入社し、大手企業への駐車場開拓営業や、スポーツクラブや大型イベントとの連携を推進している。趣味は釣り。

石川 絢子

広報

慶應義塾大学卒業後、インターネット広告代理店、グリーを経て2018年4月にakippaへ入社。グリー時代は新規事業立ち上げや管理系業務、広報など幅広く担当したが、現在akippaでは広報マネージャーを担当。
趣味は旅行で年間3回海外に行くことを目標にしている。