こんにちは、akippa広報の石川です。
akippaは先日、テラモーターズさまと提携し、個人宅の駐車場にEV充電器「Terra Charge(読み:テラチャージ)」の設置を推進していくことを発表しました。
詳細はこちら▼
駐車場シェア「akippa」とEV充電インフラ「Terra Charge」が提携。個人宅駐車場へのEV充電器設置の推進を開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000418.000016205.html
連携を発表後、早速お問い合わせいただき、実際に設置に向けた準備が進んでいるオーナーさまにインタビューをいたしました。
駐車場へのEV充電器の設置を検討されている方の参考になれば幸いです。
鈴木徹也さま 50代・会社員
場所:千葉県富津市
駐車場ページ:https://www.akippa.com/parking/a32cc6987b7b282847386f42c6451623
石川
まずは弊社へのお問い合わせありがとうございました。
お問い合わせまでの経緯をお伺いできますか?
日本経済新聞の記事で拝見し、ついにこのような取り組みが出たか、と興味を持ち、30分後にはメールを送っていました。それまでakippaで駐車場を貸していたわけではないので、一個人がこのような連絡をして良いものか、という若干の不安は抱きつつも連絡をしました。
鈴木
さま
石川
これまでakippaでは貸し出していない駐車場への設置とのことですが、今回駐車場の貸出とEV充電器を設置するのはどのような場所でしょうか?
千葉県富津市に建てたばかりの自宅駐車場になります。
東京都内との二拠点生活を予定していて自分が使わない日があるので、駐車場が空いている日をakippaで貸し出したいと考えています。
富津市は東京都内から車で1時間半ほどとアクセスの良い場所ですが、富津岬、富津海岸近くに位置する静かな場所です。潮干狩りや海水浴場、カイトサーフィンのメッカも近くにあります。
鈴木
さま
石川
富津はアクアライン経由で東京都内からも近くて素敵な場所ですね。
なぜこの取り組みに申し込もうと思われたのでしょうか?
EV車利用のニーズが高まるきっかけになるのではないかと考えたからです。
脱炭素社会の実現には、EVの普及が不可欠と考えています。その一翼を担うことにつながればと思い、連絡しました。
机上や評論、セミナーだけではなく、社会への実装に向けてリアルに動き出したakippaさんに共感したので、自らも多少なりとも脱炭素の実現に貢献したいと考えました。
鈴木
さま
石川
新築物件への導入とのことでしたが、同居のご家族の反応はいかがでしたか?
事後報告をしましたが「そうなんだ」という感じでした。
鈴木
さま
石川
ご理解のあるご家族で良かったです。
お問い合わせから今日までのおよそ1ヶ月の間に、弊社akippaとテラモーターズ社の担当者とのお打ち合わせや現地調査にご対応いただきましたが、手続きや現地調査は難しくなかったですか?
手続きは簡単で、スムーズに進んでいます。
補助金の申請が4月以降になるため、それまでは設置工事を進めることができないのですが、待ち遠しいですね。
現地調査は、立ち会うことで気づきも多かったので良かったです。
私自身日頃からEV車に乗っているので経験があるのですが、現在のEV充電器は何かの拍子に充電がストップしてしまうと自動で充電が再開するような機能がないので、乗ろうと思った時に充電されていないことに気づくことになるんですね。
充電を止めないためには、安定的な電気の供給、つまり電気の取り方が重要だということを現地調査で話を聞いて知りました。
たとえば、akippaとTerra Chargeのユーザーさんが充電していることに気づかずに、自宅でエアコンとドライヤーを使ってブレーカーが落ちてしまうと、EV充電が止まってしまうのでトラブルに繋がりかねません。自分も充電をしていたつもりが充電できていない、という経験をして途方にくれたことが最近あったので利用者の気持ちもわかります。ですから、安定供給ができるようにしたいです。
鈴木
さま
石川
なるほどですね。現地で調査してみないとわからないことがあるのですね、勉強になります。
少し先の話にはなりますが、設置後は駐車場やEV充電器はどのような方に使ってもらいたいですか?
EVの車で旅行やドライブを楽しむ方に利用していただきたいです。
自分も日頃からEV車に乗っていますが、充電器がなかったり使えなかったりすることもあるので継ぎ足しで移動していくのは危険だと思っています。観光やレジャーを楽しんでいる間にしっかりと充電をして、安心して帰路についていただきたいです。
また、EVトラックも最近は増えてきていますので、そういうEVトラック運転手の方に使っていただくことで、こういった地方地域での配送の課題にも貢献できたらと思います。
鈴木
さま
石川
いろいろな需要がありそうですね!
この地域に住まれていたり二拠点生活を楽しまれていたりするEV車ユーザーさんにも充電スポットとして提供できて、地域のインフラになりそうですね。
その需要もありますね。
近くの商業施設には無料のEV充電器があるところなどもあり、私も利用させてもらっているのですが、告知なく閉鎖されていることがまれにあります。無料で使わせてもらっているのでこちらとしては何も言えないのですが、行ってみたら使えないということもあるので、そこを頼りにしているととても危険です。事前予約で必ず使えるのはメリットかと思います。
鈴木
さま
石川
鈴木さんご自身がEV車で移動する中で困ったことはありますか?
ありますね。
特に旅行先の到着地での充電です。
旅の到着地までの道中には充電設備がありますが、回遊、周遊したい観光地、スポットで充電がなくなることが困ります。
鈴木
さま
石川
そういったご自身の経験があるオーナーさんがいると、akippaとしても心強いですね。
この取り組みはどのような方に薦めたいと思いますか?
EV車利用者は外出先のさまざまな場所での充電に苦慮していますので、現在EVを利用していなくても、駐車スペースをお持ちの方ならどなたでも設置をお薦めしたいと思います。
充電器の利用がなくても、ガソリン車の駐車場としても活用できますしね。
鈴木
さま
石川
最後に、akippaの駐車場と充電器はどのくらいの利用があれば嬉しいですか?akippaに期待していただいていることなどあれば教えてください。
収益面では、EV車の普及に伴ってEV充電器の利用は増えていくと想定されるので、その普及スピードに合わせ、収益があれば嬉しいです。まずは、このような取り組みが世の中で認知されたらと思っております。
EV車の方にとっては、駐車場代と充電代がダブルでかかる形になるので、EVの方へは駐車場料金の割引などもできるようになったらいいですね。
鈴木
さま
石川
なるほどですね、これまたEV車ユーザーさまならではのご意見ですね。
お話を聞かせていただきありがとうございました!
最後に、本件を担当しているakippaの田中、Terra Chargeの髙﨑さんから一言ずつコメントをもらいました。
akippa 田中:
日本の基幹産業の一つである自動車業界における100年に一度と言われる変革期において、akippa駐車場に設置したEV充電器によりEVシフトに貢献し、脱炭素社会を実現していければと強く考えています。ひとつしかないキレイな地球を皆で守っていきましょう!
Terra Charge 髙﨑さん:
脱炭素に向けて世界で進んでいるEV化ですが、日本では充電器が不足しているために、EVの普及が進んでいないという問題があります。駐車場のニーズを高めるとともに、旅行やドライブで来られた方、お近くに住まれている方も安心して充電できるオアシスのような場所をつくっていけたらと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。
駐車場シェア、EV充電器シェアに興味のある方のお問い合わせ先▼
https://support.akippa.com/hc/ja/requests/new
田中 大貴
事業企画
大阪府立大学を卒業後、新卒で「Tポイント」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に入社。事業企画、営業、合弁会社の設立などを幅広く担当。2016年1月にakippaに入社後は営業チーム、運用チーム、ダイナミックプライシングチームのマネージャーを歴任し、現在は事業企画を担当。奥様の実家で飼っている犬(通称:いぬさん)を溺愛している。
石川 絢子
広報
慶應義塾大学卒業後、インターネット広告代理店、グリーを経て2018年4月にakippaへ入社。グリー時代は新規事業立ち上げや管理系業務、広報など幅広く担当したが、現在akippaでは広報マネージャーを担当。
趣味は旅行で年間3回海外に行くことを目標にしている。