PICK UP

意外と知らないパーキング・メーターの世界。その歴史や駐車場シェアとの違いとは?

こんにちは、広報の石川です。

1月26日は『有料駐車場の日・パーキングメーターの日』

パーキング・メーターとは、都心部を中心に、街中でたまに見かける路上駐車場です。
地域によってはパーキング・メーター自体がなかったり使う機会が少なかったりして、意外と使い方がわからず困ることもあるのではないでしょうか。

そこで、今回は『パーキング・メーター』と駐車場シェアリングとの違いや、歴史、使い方を簡単にまとめてみました!

パーキング・メーターとは?

警視庁のHPによると、
パーキング・メーターとは

時間制限駐車区間内に設置され、車両を感知し引き続き駐車している時間を自動的に測定する機械

警視庁HPより

また、時間制限駐車区間とは

短時間駐車の需要に対応するため、道路状況、交通への影響や支障などを勘案して、駐車枠で指定した場所・方法に限り短時間駐車を認めるというものです。

このように時間を限って同一車両が引き続き駐車できる道路の区間であることが道路標識等により指定されている道路の区間のことを「時間制限駐車区間」といいます。

警視庁HPより

とのこと。
つまり、路上にあるこの機械をパーキング・メーターと呼び、記載のルールに沿って短時間駐車できるがルールを破ると駐車違反になるという、便利だけど注意の必要な駐車スペースです。この内容は道路交通法にも定められています。

なお、時間制限駐車区間内にはパーキング・メーターのほか、パーキング・チケットという仕組みもあります。

akippaや時間貸し駐車場との違いは?

『時間貸し駐車場』というくくりではakippaの競合のひとつと思われることもあるのですが、akippaをはじめとする駐車場シェアリング、コインパーキングにはそれぞれ特徴が違うと思っています。

提供サービスによって違いはありますが、一般的にまとめると以下のようになるかと思います。

結構違いが多いので、
・60分以内の短時間の利用には「パーキング・メーター」
・時間が決まっていない用事には「コインパーキング」
事前に予定が決まっているとき、長時間駐車したいときには「駐車場シェアリング」

といったように、使い分けをすると良いのではないかなと思っています。

アメリカ生まれのパーキング・メーター

次に、そんなパーキング・メーターの歴史を見てみたいと思います。

パーキング・メーターは1935年にアメリカで誕生し、日本には高度経済成長期の1971年に上陸しました。akippaが生まれたのは2014年4月なので、なんと80年以上も大先輩です・・!
戦後、高度経済成長期に人々の生活が豊かになるにつれ、国内の自動車台数は徐々に増えていきました。
自動車台数が増えると、路上駐車が増え、都市部を中心に交通渋滞が発生するようになりました。
そこで路上への駐車時間を制限することを目的に1959年の今日、パーキング・メーターが導入されました。

当時はコインパーキングもなく、平成初期はこのパーキング・メーターが時間貸し駐車場の主役を務めていたそうです。ちなみにコインパーキングは日本生まれで、1991年に誕生したものが最初と言われているようです。
日本ではかなり定着しているコインパーキングですが、意外と最近の出来事なんですね!

ちなみに、2008年度に全国で2万882基あったパーキング・メーターですが、2018年度には1万5056基に減少しているようです。現在は、利用が少ない都道府県では1基もない場所もあるとか。
なお、akippaは全国47都道府県にあり、予約可能な駐車場は常時3万件以上あります!

使い方は意外と簡単!

そんなパーキング・メーターですが、意外と使ったことがない方もいるのではないでしょうか。
しかし、使い方は意外と簡単です。

まず、「0分」表示のあるパーキング・メーターがある枠内に駐車します。
路上にあるので縦列駐車が多そうですね。
曜日や時間帯によっては利用ができないので注意が必要です。必ずメーターの表示と標識を確認してくださいね。

次に、お金を支払います。
事前払い、100円硬貨のみなので、あらかじめ100円玉があることを確認してから駐車した方が安心ですね。

支払いが済めば駐車は完了。60分間の自由時間です!

10分だけの場合でも59分停めても料金は一律。
お得かどうかは、駐車時間と、周辺のコインパーキング相場次第となりそうですね。

なんといっても道路の上にあって便利なパーキング・メーター。

コインパーキングや、akippa(駐車場シェアリングサービス)と併用しながら、お得で快適なカーライフをお過ごしください!

お読みいただきありがとうございました。