こんにちは!akippaの森村です。
さて、本日2月2日にakippaは設立13周年を迎えました!
ついこの間10周年を祝福したつもりでしたが、気づけばもう13周年!
あっという間でした。
13周年を迎えることができたのは、akippaを支えてくださる皆様のおかげです。
本当にありがとうございます!
akippa株式会社の過去に関しては以下の「akippaの軌跡」にてガッツリ紹介しております!
ぜひこの機会にご覧ください!
https://akipedia.akippa.co.jp/tag/akippa-story/
13年の歴史の中には、実に沢山の紆余曲折がありました。
駐車場シェアサービス「akippa」が誕生したのは2014年。そう、akippa誕生前の5年間は「営業会社」として様々な自社事業を運営していたのです。
その数なんと13事業。思ったより多い。
akipediaではakippa創立13周年にちなんで、過去に会社で生まれた「13の事業」を大公開しようと思います!
今回は全ての事業に携わっている代表金谷のコメントも合わせて紹介しようと思います。
・求人情報サイト「アグレワーク」
・美容師求人サイト「アグレワークサロン」
様々な営業業務を経て、実質akippa初となる自社事業として開始したのが求人サイト「アグレワーク」と美容師求人に特化した「アグレワークサロン」です。
ワンルームで起業した大阪・平野から、同じく大阪・阿波座に移転したことをきっかけに注力するようになります。
実は起業当初の2009年にはアグレワークの運営自体は開始していましたが、きちんとシステム化もできていない状態でした。
事業の一本化をしたいという思いから、2011年に初となるエンジニアを採用し、サイト上でサービスが回るようになったことで本格的にスタートしました。
月額8,000円、年次更新制で企業の求人広告を掲載していました(年間96,000円)。
サービス名は個人事業主時代にやっていた求人広告チラシ「街の求人情報アグレ」を引き継いでいます。アグレッシブが由来です。
金谷
・インターネットラジオサイト「GALAXY RADIO」
2010年、インターネットラジオサイト「GALAXY RADIO」の運営を開始しました。
今でいうところのVoicyのようなもので、akippaでアルバイトとして働いてくれていた方がパーソナリティを担当していました。
先日までakippaで働いていた第一号アルバイトさんが「主婦の知恵ラジオ」とかをやってくれていて面白かったですね。
金谷
・ホームページ販売「ちょいうぇぶ」
2011年には初期費用無料のホームページ作成パック「ちょいうぇぶ」の営業代行事業を開始しました。
アグレワークに本腰を入れていきたい手前、他でも収益を得る必要があり、まだまだ会社としては不安定な時期だったため、苦肉の策として実施していました。
地元近くの会社さんと組んでやっていた事業ですね。
ちょっとしたホームページをつくる「ちょいうぇぶ」ブランドをつくり、営業はギャラクシーエージェンシー(当時の弊社名)、開発は地元近くの会社さんがやっていました。今であればノーコードで作れてしまいますが、当時はニーズがありました。
金谷
・サッカーニュースサイト「サッカーなう」
同じく2011年にサッカーニュースサイト「サッカーなう」が開始しました。
サッカーに関するニュースを幅広く執筆していますが、当時はあまり紹介される機会が少なかった、なでしこや地域リーグのチームにスポットを当てた記事が多いことも特徴です。
そして現在もサッカー界に語り継がれる「大迫 半端ないって」という名言を残した元サッカー選手へのインタビュー記事は当時大きな話題となりました。
様々な独自取材をして良い記事も多かったですね。
僕も記者のビブスを着用して、記者席から天皇杯を見て取材していました。
金谷
・出版事業「ギャラクシーブックス」
翌年の2012年には出版事業「ギャラクシーブックス」を開始しました。
AmazonPOD(プリント・オン・デマンド)を活用し、在庫を抱える必要なく紙の書籍を印刷することができます。
akippaの誕生後も主力として、会社を支えた立役者的な事業となりました。
後にギャラクシーブックスは事業譲渡する形になりましたが、その後独立を経て、現在も運営されています。
akippaが立ち上がる頃に、大きな売上と利益をあげてくれた事業です。利益のみで見ると最も成功した事業ですね。
akippaサービスの成長を考え事業譲渡の道を選択しました。
金谷
・成果報酬型アルバイト求人サイト「リバイト」
アグレワークの運営を通じて、採用に関してさらに興味をもったことやリクルートへの憧れから、2012年4月に開始したのが成果報酬型アルバイト求人サイト「リバイト」です。
企業は無料で求人の掲載ができ、応募・採用につながると料金を支払うシステムとなっており、当時としては珍しい成果報酬型の求人サイトでした。
このあたりからインターネットサービスを本格的にやっていきたいと強く思っていましたね。当時は打倒競合他社!という気持ちで頑張ってました。
金谷
・ライブ主催「ライブアライブ」
2012年7月には「ライブアライブ」というアイドルライブを主催しました。
当時会社にあった企画チームが主体となって実施されました。
大阪・難波に位置している「なんばhatch」というライブハウスを約60万円ほどで借り、出演アイドルを10組ほど集めて開催に至りました。
結果的にアイドルのファンの皆さんから300枚ほどチケット購入がありました。
ちょうどジャフコからの資金調達直前の施策であり、かなり資金繰りも追い込まれているなかでの実施でしたが、このライブ開催でなんとか延命することができました。
当時は資金繰りが厳しくて、どのチームも「とにかく売上をあげていこう!」という中で、企画チームが実施してくれたライブですね。みんな必死にやってくれていました。
金谷
・イベントスペース運営「Ver1.0」
2012年から開始していた、イベントスペース運営「Ver1.0」。
イベントスペースの運営代行をしながら、そのスペースを活かした事業はもちろん、当時はオフィススペースが狭かったこともあり、akippaの入社式や社内会議室としても活用されていました。
その後、オフィスの拡張とともに運営代行も終了しています。
森村さんたちの新卒の入社式でも使わせていただきましたね。辛い時期によくあの場所で会議をしていました。
金谷
・就活説明会主催「ネクストイノベーション関西」
2013年には就活説明会「ネクストイノベーション関西」も主催・運営をしました。
大手企業さまの参加もあり、説明会には多くの学生が来てくれました。
akippaは主催・運営であるものの、参加企業としても説明会に参加していました。
上記のリバイト事業に合わせ、学生に向けてのサービス周知や誘致を目的に実施しており、現在でいうところの「広報施策」にあたる取り組みとなっています。
きっとこの「ネクストイノベーション関西」というネーミングはあのドラマからきていますね・・
金谷
・出版クラウドファンディング「ファンパブ」
同じく2013年に開始した出版クラウドファンディング「ファンパブ」。
出版費用をクラウドファンディングで募り、目標金額に達成すると書籍が発行できるという仕組みになっています。
実は私が広報になって初めて日本経済新聞さまに掲載されたサービスでもあります。
そのため個人的にはものすごく思い入れがあります。
今は幻冬舎さんとCAMPFIREさんがEXODUSという出版クラウドファンディングをされていますね。現在でも出版クラウドファンディング への想いは強く、 EXODUSの第一号挑戦者に自分がなりました。
金谷
・飲み会マッチングサイト「ハッピーアワー」
2013年8月に開始した飲み会マッチングサイト「ハッピーアワー」。
早い時間帯に飲みに行きたい「2人1組」同士をサイト上で繋ぎ、見事マッチングすると一緒に飲みに行くという仕組みになっています。
こちらのサービス、実はakippaが実施していた社内制度「シャッフル飲み会」が元となっています。
飲食店は比較的空いている早い時間帯に集客することができ、利用する人は明日に備えて早い時間帯にサクッと飲みに行く相手を見つけることができます。
当時私は広報兼営業として携わっていたため、サービスをスケールさせる大変さを身を持って実感したことを覚えています。
マネタイズ面で課題が残ったものの、アイデア自体は面白いサービスでした。
CtoCのサービスを運営してみることができたことは大きかったですね。弊社がやってきたサービスの中でもトップクラスに好きなサービスです。
金谷
・駐車場シェアリングサービス「akippa」
そして2014年に開始した13事業目。現在運営しているakippaに至ります。
おまけ・・・
自社事業ではありませんが、実は他にも色々やっていたことがあるとのこと。
金谷にいくつか追加で聞いてみました。金谷との会話形式でご覧ください。
「営業代行事業」
2009年2月に起業してはじめて取り組んだのが営業代行です。
ソフトバンクさんやNTT西日本さんのインターネット回線やウォーターサーバーなど様々なものを売っていましたね。
金谷
森村
まさに会社の原点ですね!起業した当時はやはり大変でしたか?
そうですね。1人で起業した時はきちんと儲かっていましたが、 社員やアルバイトを雇うとなると大変で。立場が違うこともあり苦労もしていましたね。
しかも当時は「合同会社ギャラクシーエージェンシー」という社名で株式会社ではない上に、怪しい社名だったので(笑)初対面の方に名刺渡しても「ギャラクシーエージェンシーってなんやねん」と絶対思われていたと思います(笑)
金谷
森村
私もよく初対面の方に社名の由来を聞かれました。
会社の認知がない間は少し大変だったかもしれないですね。
※「ギャラクシー」はかつて「銀河系軍団」と称されたサッカーチームのレアルマドリードからきています。
でも少し前に会社近くのスタバにakippaTシャツを着たまま行ったのですが「akippaのTシャツあるんですか。使ってます。」と言われて嬉しかったです。
起業した当時では考えられなかったことですね。
金谷
「モバイルショップ運営」
2010年からはモバイルショップ運営(イーモバイル)もやっていました。
他社と連携し、Wi-Fiや、ミニパソコンなどの販売をしていました
金谷
森村
たしか、2013年に私が入社した時にも会社にミニパソコンがいっぱいあったことを覚えています。
まさにそれを当時は売っていて。拠点としていた大阪の平野区というエリアにはそういうショップがあまりなかったので、家賃が払えるくらいは会社は回るようになりました。
でもまだまだカツカツでしたね。
金谷
「バー運営」
モバイルショップを撤退した跡地でバーもオープンさせました。
その名も「Bar Galaxy」!
金谷
森村
また一気に方向性変えてきましたね!何故バーだったのでしょうか。
2010年のFIFAワールドカップ開催に合わせて、2ヶ月限定でスポーツバーとしてオープンしました。当時まだ試験的に運用していたアグレワークを活用して大学生を雇い、運営を回していましたね。
一度アルバイトの大学生が遅刻したため、ピンチヒッターでお店を開けたこともありました。もちろんドリンクを作れないので、ビールのみでどうにか店を回したことを覚えています(笑)
金谷
森村
やり切りましたね(笑)!バーの運営はぶっちゃけうまくいきましたか?
金谷:収益としてはトントン、というところですね。あと遅刻してきた大学生は後に会社に入社してくれました!
金谷
森村
結果的に採用にも繋がりましたね!
「中継イベント運営」
2012年にはアグレワークをやりつつ、中継イベント「ゲンロンカフェ」を運営していました。大阪の本町に専用のスペースを作って運営していましたね。
金谷
森村
ゲンロンカフェ、はじめて聞きました!
ゲンロンカフェは様々な人が交流するイベントスペースのようなものなのですが、当時はホリエモンさんがよくトークをされていました。
当時はライブ配信機能がなく、東京に行くしか聞く手段がありませんでした。
そこでゲンロンカフェと連携して「大阪会場」としてオープンし、同時配信をおこなっていました。
金谷
森村
そうだったのですね、どのくらいの人が聞きに来るものなのですか?
1日に多い時で20-30人ほど集まっていましたが、実施したのは半年だけです。
利益というよりは、株式会社ゲンロン創業者の東さんやホリエモンさんといった有名な人と繋がりたい!という目的で運営していましたね。
金谷
森村
目先の収益よりも人との繋がりが後々大きな結果となることもありますね。
そして数年後にはホリエモンチャンネルにも出演、本当にすごいことだと思います!
いかがでしたでしょうか。
金谷も話していた通り、ありがたいことに今では「akippa知っています!」と声をかけていただく機会が増えました。
しかし過去には、様々な事業に取り組み、失敗に失敗を繰り返して資金繰りに困った時期もありました。
辛い時期でも諦めず、がむしゃらに歩んだ結果、akippaは13年目を迎えることができました。
これを読んだ人が、少しでも希望を持つことができれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
森村 優香
広報
2013年4月に新卒3期生として入社。営業職で入社するも初日に「広報やってみないか」と代表の金谷に言われ断れず、以降ずっと広報を担当。特に関西では金髪広報として有名。
お酒が大好きだが、意外と23時には寝ていたいタイプ。全国の地酒制覇を目指し、47都道府県への旅行を計画中。