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事業企画室ってどんな部署?【事業企画・荒木賢一】~後編~ 失敗とチャレンジを繰り返し、「やりきること」がより良いサービスにつながる

皆さんこんにちは。広報インターンの東野です。

二回にわたってお届けしている「事業企画室ってどんな部署?」シリーズ。
前編では、事業企画室の具体的な業務内容をお届けしました。

後編では事業企画担当として実際に経験してきた成功や失敗、そこから学んだ企画における大切なことを赤裸々に語ってもらいました。

■企画において大事なのは、「まずやってみる」こと

東野

そもそも、企画って具体的にどういう流れで作っていくんですか?

企画にかかわらず、まずはゴールとしてどんな状態を生み出したいのかを考えますね。
特にパートナー制度で言うと、初めての取り組みだったこともあって、ゴールとなる理想の状態はイメージできていたけど、そこにいたる具体的な道のりや戦略がなかなか見えて来ませんでした。なので、最初はとにかく色んな人にヒアリングして、たくさん本を読んで代理店制度の手法について情報収集をしました。
ただ、それぞれの事業にはそれぞれにに合った代理店制度の形があって、集めた情報をただakippaに当てはめていくだけではうまくいかない。集めた情報をもとに、akippaという事業・企業に最適な代理店制度のあり方を模索して、パートナー制度として最適化することを意識しました。

荒木

東野

「最適化」ですか、、、
「akippaだけの代理店制度」を取り入れたということですね。

実は、最初はめちゃくちゃ失敗したんですよ。最初の一年くらいは全然成果が出ませんでしたね。
ただ、初めてのことをやるのに、自分たちの理想に対して100%正しい手段を取ることなんてできないんですよね。だからこそ、あくまでその時できる最適な手段をまずはやってみる。やってみて失敗したら、直せばいい。
幸いakippaはそういう前向きな失敗を咎めるような組織ではなかったので、失敗とチャレンジを何度も繰り返していくうちにakippaに最適な代理店制度の在り方が見えてきて、そこからは徐々に成果が出始めました。
僕は企画をちゃんと勉強したことがないから、やりながら感覚をつかんでいきました。

荒木

東野

なるほど。まさにトライ&エラーの繰り返しですね!

そうですね。
僕は企画をちゃんと勉強したことがないので、このあたりの進め方の感覚はやりながらつかんでいきました。

荒木

■やり切らないと、失敗からは学べない

東野

逆に、「これは失敗したな、、、」という企画はありますか?

成果に結びつかなかったのは、企画職に移る前に営業職として行った稼働率を上げるための施策ですかね。
マンションに住んでいる方々に対してakippaの利便性とかお得さを打ち出したり、認知度を上げるために設置物の設置方法を見直したりして、積極的にakippa駐車場を使ってもらおう、という趣旨の企画だったんですが、なかなかうまくいきませんでした。

荒木

東野

それはなぜだったんでしょうか、、、?

すべての施策がやりっぱなしで終わってしまったことが大きな原因だったなと思います。
企画って、とにかくたくさんPDCAを回すことが重要なんです。当時は企画専門ではなく営業だったので、営業の片手間に中途半端に進めてしまっていてPDCAを回せていませんでした。
「ダメならダメ」というところまでやり切れなかったこともそうですが、なあなあで終わったために結局何がダメだったのかもよくわからない。これって企画としては一番良くないなと、今になって思いますね。
やはり、ちゃんと成果が出るかどうかの判断がつくまでやり切るというのは絶対条件だと思いますし、そこを途中でやめてしまったのは一番の失敗だったと思います。

荒木

東野

「成果が出るかどうかがわかる瞬間」って、なんか難しそうに感じるのですが、、、

色んな事を試してあれもダメ、これもダメ、となることはありますが、やっぱり「これがダメだったらもうダメだろ」という要素って何個かあるんですよね。そこさえ守れれば、まだ成功する可能性がある。
例えば、「何かサービスを作ろうとしたけどマーケットにニーズがない」となればこれはもう失敗です。だって誰も求めてないから。
ただ、ニーズがある以上はアプローチの問題で、このニーズをどういう形、どういうルートで満たしてあげるかを模索し続ければ必ず答えにたどり着く。ただ、あれやこれやと試してみて、もうアプローチする先がないとか、これ以上はこの組織のリソースでは物理的に不可能なアプローチしかないとなれば、そこで「失敗」と判断できるのではないでしょうか。

荒木

■一つのことで突き抜けなくても、唯一の人材にはなれる

東野

なるほど、中途半端にせず、やりきることが大切なんですね、、、勉強になります。
では最後に、荒木さんが今後akippaの一員としてやっていきたいことを教えてください!

今後はまず、企画としてのスキルをしっかり身に着けたいですね。そこに営業の観点を組み合わせながらバリューを発揮したいなと思ってます。
個人的に、自分は能力が特別高い人間だとは思っていないので、あらゆるジャンルの勉強をしたいです。一つのことで突き抜けられなかったとしても、10個のことが一定のレベル以上でできたらそれは唯一の人材になれる。
もっといろんなことをやって、いろんな業界に通じる人間になっていきたいです。企画もそのうちの一つですね。

荒木

東野

なるほど!色々な仕事の極め方があるんですね。
それでは、本日はありがとうございました!

荒木 賢一

事業企画室

大阪市十三出身のこてこての大阪人。新卒でアパレルメーカーで営業、企画などを経験。その後リクルート住まいカンパニー、ビズリーチを経て2017年1月にakippaへ入社。
アウトドア全般が得意で、趣味の釣りが高じて最近海沿いの戸建てに引っ越しをした。

東野 和実

広報グループ

大阪大学法学部在学中のインターン生。2019年4月に、サークルの研修で訪れていたベトナムからの帰国翌日にakippaの面接を受け、3日後には入社していた。入社後は広報として、社内報や広報ブログを中心に担当。
得意科目は英語。