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10年勤めた金融業界からITベンチャー企業へ!新しいライフステージでも活躍し続けるベテランマーケター【マーケティング・内藤仁】〜前編〜

皆さんこんにちは!東野です。

今回の社員インタビューでは、今年の5月末にakippaにマーケティング担当として入社した内藤に話を聞きました!

金融業界で10年以上キャリアを積み、一時は自分で会社を立ち上げることも検討していたほどの社会人としても超経験豊富な内藤が、なぜITベンチャー企業に転職しようと思ったのか?

その背景や、長年培ってきた経験から思う内藤なりのマーケティング論について、二回にわたり紐解いていきます!

◾️金融業界からITベンチャー企業へ

東野

それでは、本日はよろしくお願いします!
まず最初に、前職からakippaに入られた経緯を教えてください。

前職は、個人向けの資産運用コンサルティングの会社で、マーケティングや経営企画をやっていました。IFA(Indipendent Financial Advisor)というサービスをしている会社で、アメリカとかではFP(Financial Planner)という職業と合わせて、個人の資産運用の相談をするような仕事として一般的なのですが、日本ではあまり有名ではないないかもしれません。お客様に資産運用のアドバイスをして、手数料を頂くような仕事です。10年くらいやっていましたね。

内藤

東野

「マーケティングと経営企画」とおっしゃられてたと思うのですが、具体的にどういったお仕事をされていたのですか?

マーケティングに関しては、主に自社で開催するセミナーを担当していました。
売り上げを上げるための手法としては、セミナーを開催して、スピーカーが喋って、もっと詳しい話を聞きたい人に申し込んでもらって、営業から金融商品の紹介をして、そこからの手数料で売り上げを上げるというモデルだったのですが、私は一番最初のセミナーに集客をするところをやっていました。紙媒体やデジタル、展示会など、ありとあらゆる手法を使ってセミナーに人を集めるという感じです。多い時で年間1万人くらい集めていましたね。

内藤

東野

1万人、、!すごいですね!
そのセミナーでより興味を持ってもらった人に個別で説明をして、契約をとるという感じだったのですね。

そうですね。
もう一つの経営企画では、やはり世の中がどうなっていくのかを見極めながら事業を進めていく必要があるので、将来を予測して、企画を考え、経営者から承認をもらって進めるといったことをしてました。

内藤

東野

10年働かれたということですが、そこからakippaに来られた経緯を教えてください!

きっかけは、前職で取り組んでいたプロジェクトが一段落ついたことですね。
そのプロジェクトで予想を大幅に上回る成功を収められたことが大きいです。また、そのプロジェクトは業界でもあまり例のない先進的な取り組みで、業界のベンチマークになるような取り組みができたという点でも一区切りだなと思いました。

内藤

小ボケが好きな内藤、、笑
おかしなところが分かりますか??

東野

業界の中でも先進的な取り組み、、、すごいですね!
そのプロジェクトが落ち着いたところで、akippaへの転職を考えられたということなのですね。

あとは、年齢的にも50歳ともう良い歳なので、そろそろ地元・和歌山に貢献したいと思い、会社を作る予定でした。

内藤

東野

え!そうだったんですか!

3月から事業を開始して、会社勤めもして最低限の売上をたて、6ヶ月後に退職する計画でした。
そんな時にakippaに勤めている友人からメッセンジャーで連絡が来て、ダイレクトに「akippaのマーケティング興味ありますか?」とお誘いいただいて。面白そうだなと思ったので、一回話を聞いてみようと思ったのがきっかけです。

内藤

東野

なるほど、お知り合いからの紹介のリファラル採用だったわけですね。
akippaはもともと知ってらしたのですか?

いえ、その友人が数年前に転職した時に聞いていて、その時に知ったというくらいですね。

内藤

東野

これは完全に僕のイメージになってしまうのですが、やはり金融業界ってかなり歴史というか伝統のようなものがあって、お堅いイメージがあります。そこからいきなりIT系のベンチャー企業に入ることに対して、不安とか、逆にワクワクみたいなものはあったのですか?

そうですね、、、
前職は金融業界の中でもかなりアグレッシブな会社だったので、あまり保守的な感じはありませんでした。ただ、金融という業界そのものが結構コンプライアンスが厳しく、ブログの記事一つ出すだけでも何人ものチェック、法務の確認など多くの手順があって、記事を書いてから出すまで1ヶ月くらいかかるんですよ笑。
前職(金融業界)の前は、自分でIT系の会社をやってました。前職の会社はその時のお客様で「でっかい夢を追いかけようぜ!」と声かけてもらって、会社売却して転職しました。なのでもともと環境を変えることにはそこまで抵抗はありませんでした。
そもそも、自分で会社を立ち上げようとしていたので、それに比べたらベンチャーへの転職も全然気にはなりませんでしたね。会社を立ち上げたら飛び込み営業で仕事を取ろうと思っていたので笑。

内藤

東野

確かに、会社立ち上げに比べたら、、という感じはありますね、笑

営業で成果を出し、マーケティングの面白さに気づく

東野

ここまでは、前職のお話からakippe入社の経緯についてお聞きしてきました。ここで、内藤さんのお仕事でもあるマーケティングについてお聞きできればと思います。
「マーケティング」というのは少し広い職種のようにも思うのですが、その中でも特に内藤さんの得意領域や強みについて聞かせてください。

実はずっとマーケティングをしていたわけではなくて、その前は通信業界で営業、そのさらに前は印刷・クリエイティブ業界で技術系の仕事をしていたんですよね。技術系の仕事をしている時は「営業なんて絶対できない」と思っていたのですが、たまたま機会があってやってみたら「意外と営業もいけるかもしれない」となって、笑

内藤

東野

すごいですね、、!
エンジニアの方はあまり外部折衝など得意な人が少ない印象だったのですが、、、

それまで私がやっていた技術系の仕事というのがカスタマーサポートで、お客様のもとに出向いてサポートする仕事だったので、お客様とのコミュニケーションはかなり大きな部分を占めていたと思います。なので営業というのもそこまで抵抗なく馴染めたのかなと思います。

内藤

東野

なるほど、それで営業にシフトされたのですね。

通信会社で営業をしていたのですが、自分が担当していたお店のスタッフさんが人間的にはすごくいい人ばかりなのに営業の成績はなかなか上がりませんでした。その時に、「これはなんとかして、誰がやっても数字が上がるような仕組みを考えないと目標達成できないな」と思って色々仕組みや仕掛けを考え、実行していきました。
そうしたら、田舎の店舗を担当していたにも関わらず数字がバッと上がって、全国でも注目を浴びるような成果が出たんです。本社から「一体どういう方法で成果を出しているんだ」ということで視察が来て、その時に「君がやってるのは営業じゃなくてマーケティングだよ」と言われ、「これがマーケティングか!面白いな」と思ってそこからマーケティングのことを考え出したような感じです。
なので、最初からマーケティングをやっていたというわけではないんですよ。

内藤

東野

そうだったのですね、、、
マーケティングの中で内藤さんが特に得意としているような領域などはあるのですか?

IT業界で「マーケティング」というとwebマーケティングみたいなところが多くて、デジタル側に寄っている人が多い印象です。ただ、私はデジタルは当然として、折込チラシ、ポスティング、DM、展示会、イベント、キャッチセールスなど何でもやりました。オンラインとオフラインのマーケティングを垣根なく考えられるというのは強みかなと思います。
あとは、技術も営業もやって色々な領域を経験してきたのも自分の強みかもしれません。

内藤

東野

オンラインとオフラインを繋ぐ、というあたりは最近のトレンドに近いような気もします。そういった辺りを昔からずっとやってこられたという感じなのですね。
色々なお仕事を経験されてきたということでしたが、そういった経験がマーケティングでの仕事に生かされているな、と感じたことなどはありますか?

技術的な話も他のマーケッターよりは分かるので、サイトの構築やリニューアルをする際にエンジニアと会話しやすいというのはすごく良かったですね。自分でサイト構築を構築して、痛い目にあったことも今となってはいい経験です。
人間誰しもやった事がないことは、仕事の内容も、やっている人の気持もイメージしづらい部分があります。僕の場合はいろいろやった分、経験がない人よりはイメージしやすくてコミュニケーションもしやすかった部分はあると思いますし、その点は経験が生きたなと感じています。

内藤

前編となる今回は、内藤の経歴やakippa入社の経緯、また、マーケティングという領域と初めて出会ったときの話を聞いていきました!

後編は、色々な環境で多くの経験を積んできた内藤が思う、「マーケティングにおいて忘れてはいけない重要なこと」について聞いていきます。

次回もお楽しみに!

内藤 仁

マーケティング

印刷デザイン業界でエンジニア7年。通信業界で営業8年。金融業界でマーケティング10年を経験。2020年6月にakippa入社の最年長。30年前にAI、20年前にVRや動画配信に取り組んでいた新しいもの好き。akippaではマーケティングぽいことをしている。

東野 和実

広報グループ

大阪大学法学部在学中のインターン生。2019年4月に、サークルの研修で訪れていたベトナムからの帰国翌日にakippaの面接を受け、3日後には入社していた。入社後は広報として、社内報や広報ブログを中心に担当。
得意科目は英語。