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戦略は必ず何かとのトレードオフ。やらないことを決めてakippaをより良い方向へ導きたい【取締役・小林寛之】

こんにちは!akippa広報の石川です。

今回は、社員インタビューをお届けします。決してサボっていたわけではないのですが、およそ3ヶ月ぶりになってしまいました。

コロナ禍の昨年7月にakippaに入社し、歓迎会も行えないまま今年4月からは取締役に就任した小林に、取締役就任にまつわる話を簡単に聞いてみました!

石川

まずはじめに、就任に至った背景を教えていただけますか?

代表の金谷から、主に戦略面を担ってほしいと業務指示でお話をいただきました。

コロナ禍で外部環境の変化が激しく、akippaの利用はイベントやスポーツ観戦といったレジャーでの利用から、通勤通学やお買い物といった日常利用に大きくシフトしました。
そのような大きな変化のなかで、日常生活で利用されるユーザーさんや、スペースをお持ちのオーナーさんにどうakippaを活用していただくか、ということをさらに解像度を上げて考えていきたいと思います。

小林

石川

なるほど、業務指示だったわけですね。

初歩的な質問ですが、、、
小林さんはこれまでも執行役員の立場にいらっしゃいました。
執行役員と取締役、どちらも「経営陣」と総称されることが多いように思うのですが、役割の違いを教えていただけないでしょうか?

一般的に、取締役は『監督機能』でして、執行役員を含め会社全体が滞りなく動いているかをチェックし評価して、正しい方向に動かしていく役割です。会社全体のバランスを見て、さまざまな判断を下していくのが仕事です。
一方で、執行役員は文字通り『執行機能』として、担当する業務領域を推進していく役割です。領域のスペシャリストとして、担当領域のなかでの最適解を考え、現場を動かしていくのが仕事ですね。

akippaの場合は、成長過程にある企業ですし人数も限られているので、取締役と執行役員の線引きは曖昧かもしれません。取締役になってからも執行役員の機能も担っていますが、より全体感を意識しながら進めていきたいと思っています。

小林

石川

わかりやすい説明ありがとうございます!
続いて、小林さんの就任にあたっての思いを伺えますでしょうか?

身に余る重責で身の引き締まる思いですが、会社をより良い方向に導きたいと思います。

akippaはユーザーさんとオーナーさんをマッチングするビジネスモデルですが、社内にも開拓チームやプロダクトチーム、オペレーションなどさまざまな機能・役割を担ってくれている人たちがいますが、その役割の歯車がうまくかみ合うことが大事です。 全体で見たときにパフォーマンスを最大化できるようにバランスをとりながら、社内外の関係者とコミュニケーションをとって、会社全体を良くしていきたいと思います。

小林

石川

ありがとうございます!
最後に、小林さんが今後やっていきたいことをお聞きできますか?

2つあります。

1つは足元の話で、先ほども話した通り新型コロナウイルスの影響でイベントや旅行・観光など非日常での需要が弱まっていますが一方で、日常利用が増えました。この日常利用について、より深い戦略を考えていきたいです。
戦略は必ず何かとのトレードオフになります。
経営資源は無限ではないので、やることを決めると同時にやらないことを決めるのも大事だと考えてます。
経営資源が無限にあればすべてに投資すれば良いですが、実際のところそれはできないですよね。 特にスタートアップは、お金、人といった資源が限られるので「どこをやらないか」を決めることが大事だと考えています。だから、戦略とは「やらないこと」を決めることだと考えています。

もう1つは、ワクチンのおかげで明るい未来が見えてきていると思うので、akippaで働く皆さんがもう少し先を見ながら仕事をできるように、金谷さんの思い描いている2〜3年後の未来にむけたステップを示していきたいなと思います。

小林

akippaで貸し出している駐車場を案内する小林

石川

ワクチンで色々と変わりそうですもんね!楽しみです。 小林さんがこのような考えに至っているのは、これまでのご経験が関係しているのですか?

そうですね。
前職では丸亀製麺で有名なトリドール社にいましたが、社長がよくボウリングの例え話をされていました。ボウリングでストライクを取るために、全部のピンを狙うのではなくて、センターピン1本を狙って残りのピンを倒すように、と。
あれこれやって時間をかけるのではなく、一番影響力のあるものが何なのかを見極めて狙うことで連鎖が起きる、その見極めたピンに投資するんです。その方が効率的ですよね。

小林

石川

おっしゃる通りですね。 akippaの株主でもあるトリドール さんのDNAを、小林さんからどんどんakippaにも引き継いでください!

いかがでしたでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

小林 寛之

執行役員

大学院在学中に公認会計士試験に合格。修士課程を修了後、大手監査法人にて監査業務に従事。その後、国内証券会社系のプライベートエクイティファンドにおいて、電子機器メーカー、外食企業等のバイアウト投資およびその後のハンズオンでの経営改革を経験。2014年に株式会社トリドールへ入社し、執行役員、取締役を歴任。2020年7月にakippaに入社し、執行役員兼経営企画室長に就任。そのマルチさは仕事だけに限らず、運動、食、旅行など趣味もマルチ。

石川 絢子

広報

慶應義塾大学卒業後、インターネット広告代理店、グリーを経て2018年4月にakippaへ入社。グリー時代は新規事業立ち上げや管理系業務、広報など幅広く担当したが、現在akippaでは広報マネージャーを担当。
趣味は旅行で年間3回海外に行くことを目標にしている。