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【パートナーさまインタビュー #6】お客様の知識になるような話題を提供し、地域に貢献したい 〜トヨタモビリティ富山さま〜(後編)

こんにちは、akippa広報の石川です。
akippaのパートナーとして、昨年2022年9月から富山県内で活動をしていただいているトヨタモビリティ富山さま(※1)にお話を伺いました。

前編では、akippaパートナーになっていただいたきっかけや取り組みにかける想いをお話しいただきました。
後編では、具体的な活動内容や、akippaをイベントに呼んでいただいている理由などをまとめています。

■お話を聞いた相手
トヨタモビリティ富山株式会社 総合営業部 副部長 関口展正さま(左)
トヨタモビリティ富山株式会社 総合営業部 課長 津田宗さま(右)

※1 akippaがB1・富山グラウジーズ、トヨタモビリティ富山とパートナー提携!2022-23シーズンに向け、ホームアリーナ周辺の駐車場開拓を開始〜9/11 プレシーズンゲームではakippa初の冠試合を開催〜
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000366.000016205.html

akippaパートナーとして、まずはこの仕組みを知ってもらいたい

石川

続いて、少し具体的なお話しを伺います。akippaパートナーとして実際にどのような活動を行っていただいていますか?

実務は「法人リース営業部」にて取引先の企業さまに対してakippaへの駐車場貸し出しを提案しております。
導入時にはakippaさんから説明会を開いていただき、チラシ作成をして既存のお客様へお伝えしたり、イベントにてakippaブースを設置したりしていますが、貸し出しいただける企業様の開拓はあまりうまくいっていないのが現状です。
akippaの営業さんや他のパートナー企業の皆さんがこれまでどうやって営業をしてきたのか、ノウハウを教えてもらえると嬉しいです。特に、トラブル時の対応に関して不安が拭えず契約に至らないケースが多いようです。

津田様

石川

その辺りは営業にノウハウが溜まっておりますので、社内でも共有させていただきますね。
駐車場開拓は道半ばという状況なのかと思いますが、昨年プレシーズンマッチでの冠試合や今回3月のランクルフェスにもお声がけいただきました。本当にありがとうございます。
素朴な疑問なのですが、なぜここまで親切にしていただいているのでしょうか。

一番は富山グラウジーズの試合がきっかけだったというのがあります。
従業員もだいぶ興味を持ってくれていて、応援に行く時駐車場はいつも満車で探すのに時間がかかったという話をしていて、よく考えれば駐車場は現地で空きを探すのが問題だなと、予約できたら便利だなと思いました。年に数回しか行かない私でさえそう感じるので、毎試合行くような熱狂的なファンの方はもっと困るだろうなと思います。

さらに富山グラウジーズが今後B1の基準を達成するためにはホームゲーム時に平均4000人の集客が必要になります。公共交通機関で来てもらうのが理想ですが車でないと来られない人も結構いらっしゃいます。そういう人たちに向けてこの仕組みを広めたいと思っています。

ファンの皆さんにこういうサービスがあることをたくさん知っていただくのが一番いいだろうなと思って、イベントをやる時にakippaさんにお声がけをさせていただきました。実際にオーナーを増やせていない現状があるので、実際に私たちが富山でどんな活動をしているのか見ていただいて、貸出に興味がある方がいれば直接アドバイスをもらいながら説明ができれば良いなと思いました。

その中で、akippaのアプリをダウンロードしてくれる人を増やしても、借りられる駐車場が少ないと逆によくないのでまずは知ってもらう機会を増やしていきたいと思っています。

地元のチームなので盛り上がって欲しいですし、純粋に大きくなって欲しいチームだと思っているものですから、チームのためにスポンサーとしてできることが何かを考えた時に、駐車場問題の解決であれば寄与できるのではないか、自動車に関連するサービスですから弊社が宣伝してもおかしくはないねと考えました。自動車業界で、自動車を売ること以外でなんかちょっと貢献できたかなという気持ちです。

関口様

富山グラウジーズファンの方々に、akippaを知っていただくきっかけをいただきました

石川

そうだったのですね。
akippa単体でPRしても「知らないベンチャーだな」と思われて終わりがちですが、御社のように地元で有名な企業さまにご紹介いただくとそれだけで安心して興味を持ってもらえるんだろうなと思っています。

ちなみに、弊社にお声がけいただく前はどのようなことをされていたのですか?

車の宣伝が中心でした。
富山グラウジーズを応援する子供のためにエスコートキッズみたいなものを企画して盛り上げたり、(社名変更前の)富山トヨタ時代はクールマイザーというキャラクターが子供に人気だったのでそれを連れていったり、ガラポンをやってグッズプレゼントをしたり多様でした。社名や会社のイメージの宣伝でしたね。
例えばガラポンに参加してもらうために紙のアンケートで連絡先を書いてもらって見込み顧客としていたのですが、個人情報保護の観点からも紙のアンケートはやめて、参加条件を各店舗が注力しているInstagramのフォローなどに切り替えていきました。
バスケの試合観戦を目的に来ている方に車の宣伝をしても響かないので、車の宣伝をするよりも何かお客さまの知識になるような話を提供できればいいかなと考えるようになりました。
新車サブスクの「KINTO」もブース出店を続けていますが、ようやく認知されてきているなと感じます。

関口様

石川

前回も隣のブースでインスタフォローをイベント参加条件にされていたのを拝見していましたが、そういう経緯があったのですね。具体的なお話しをありがとうございました。

移動に関する困りごとの解決が私たちの仕事

石川

最後に、今後akippaに期待していただいていることがあれば教えてください。

3つ考えてみました。
自動車業界としてはEVの普及に注力していますので、今後たとえば充電ステーションがakippaのアプリ上でわかったら面白いなと感じます。
また、CASEの話がありましたが、2026年頃には6割程度の車がConnectedCarになると予想されています。TOYOTAとakippaデータを連携できればオペレーターにも繋がって案内ができますし、携帯の地図アプリを使われる方には、地図アプリと連携できれば検索した時に満車情報がわかるなどすると使いやすいのではないかなと思いました。
弊社で取り組んでいるMaaSアプリのmy routeでは目的地に行くルートにいろいろな交通手段を使ったルートが提案されるのですが、その中には車も入っているので空いている駐車場の情報が見られる連携も使いやすいのかなと、実際にアプリを使ってみて思いました。(※my routeは一部地域ではakippaと連携しています)

津田様

石川

具体的な期待イメージ、ありがとうございます!
1つ目のEVの件は、まさにakippaが将来実現したいことの一つです。駐車して試合観戦している間にEV充電が完了していたら快適だと思うので、まずは拠点となる駐車場を増やしていきたいと考えております。駐車場開拓のご協力よろしくお願いします!

石川

関口さんはいかがでしょうか?

富山の人は車を持っているのが当たり前で、旅行に行く時もほとんど車なんですよね。
せっかく楽しく遊びに行った時に駐車場を探し回るのはストレスなので、県外に遊びに行く時にも使えるということを訴求して、akippaをたくさんの人にダウンロードしてもらうのが必要だなと思います。
あと、土地を貸してくれるオーナーさんをたくさん増やすことが課題ですね。現状は法人・リース営業部で法人様に営業活動をしてもらっていますが、たとえば総合営業部のほうでも店舗に来てもらった個人に向けても負担にならない程度に告知をしていけばもしかしたら貸出に興味を持ってくれる方が出てくるかもしれないので取り組みを検討していきたいです。そのためにももう少しPRをしていきたいのでチラシや素材をいただけるともう少し広がるかもしれないなと思っています。

関口様

石川

使っていない時間だけでも駐車場を貸し出していただいて、次に車を購入する資金になったりちょっと車のオプションを追加してもらえたりしたらいいですよね!
貴重なお話しをありがとうございました!

地域への貢献と、応援するチームへの貢献。
目先の売上よりも長い視点でご協力いただいている想いが伝わるお話でした。


富山での駐車場貸出のお問い合わせはこちらから▼
https://www.akippa.com/grouses/

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

石川 絢子

広報

慶應義塾大学卒業後、インターネット広告代理店、グリーを経て2018年4月にakippaへ入社。グリー時代は新規事業立ち上げや管理系業務、広報など幅広く担当したが、現在akippaでは広報マネージャーを担当。
趣味は旅行で年間3回海外に行くことを目標にしている。