弊社は、自動車の新車・中古車の販売、自動車の整備・点検と修理アフターサービス、損害保険の代理店業務、通信商品の販売などを行っています。

まず取り組みのきっかけはトヨタファイナンスさんからの紹介でした。
トヨタファイナンスの担当者が、弊社の応援しているプロスポーツチーム・富山グラウジーズの試合観戦時に渋滞を経験されたそうで、その話の流れでakippaさんをご紹介いただきました。

弊社は自動車の販売がメインではありますが、2021年に「トヨタモビリティ富山」に社名変更して、自動車販売以外にもモビリティつまりは移動手段を提供して、地域に貢献していこうという思いが込められていると思っています。
お客様の移動に関する困りごと、悩みごとの解決につながることが我々の仕事となりますが、駐車場に関してはほとんどやったことがありませんでした。

富山グラウジーズさんのホームアリーナは富山駅前なのでアクセスは良いのですが、もっとたくさんの方にきてもらってチーム自体が盛り上がれば最終的にはいつか私たちのところに返ってくるのだろうなと思い、富山グラウジーズさんにも一緒にやりませんか、と相談しました。akippaで少しでも収益があがれば、僅かかもしれませんが選手の強化費にあてることもできますし、毎試合のように応援にくる熱狂的なブースターの皆さんに積極的に利用していただくことによって渋滞緩和にもつながるのではないかと考えています。

また電動車比率もまだ半数程度でガソリンや軽油の車が多いので、こういうサービスがあることを知って利用してもらうことで、渋滞緩和になって排出ガスを減らせるなどSDGsの観点からも地域に貢献できるのではないかと考えています。富山は車文化ですが駐車場にお金を出して借りるという概念がそもそもないので、そういった意識改革から必要になってくるかなと思っています。

富山市もコンパクトシティ戦略を掲げて駅の周辺にもマンション建設などを進めていますが、転勤でくる方は少なくて、子育てを終えた県内の人が移り住んでいます。
たとえば買い物に行く時でも、駅周辺には駐車場も少ないので、郊外の駐車場が豊富な場所に行こうかなと思われる方も多くいます。akippaを活用することで富山駅周辺のそういった課題の解決に繋がれば弊社にとってもいいのかなと思います。

私は「総合営業部」というところで、県内にある22の店舗をまとめる部署で、新車・中古車販売の責任者をしています。新車も中古車も自動車を売るうえでは営業企画が大事になるので、企画や広告宣伝などを幅広く担っています。
akippaに関しては企画担当として、富山グラウジーズさんへの橋渡しをしました。駅周辺には法人様が多く「法人・リース営業部」という部署が窓口としてakippaの代理店事業を進めていますが、akippa事業について「法人・リース営業部」へ展開・社内調整などを行いました。
あとは先日akippaさんに参加いただいたような冠試合やイベント企画の持ち込みのような役割も担っています。

私は「総合営業部」の中で企画販促、金融商品の取り扱いをメインで担当していて、クレジット払いなどの金融商品を利用したお客様とのつながりづくりや、直近ではキャッシュレスでの新しいサービスを使った地域貢献などを考えています。
普段からトヨタファイナンスさんの窓口をしているので、今回akippaさんとの連携に携わることになりました。

自動車購入はタイミングやきっかけもあると思っていまして、akippaがきっかけで車の契約につながるのも十分あり得ることだと思っています。
目先のことだけではなく長い目でみて、お客様との接点を継続できる意味でも効果的かなと自分は考えています。