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東証一部のマルチな取締役が、出資先ベンチャーへの転職を決めた理由【執行役員・小林寛之】〜後編〜

こんにちは!広報の石川です。

7月からakippaの一員となった執行役員経営企画室長の小林へのインタビュー。

前編ではakippaに入るまでの経歴を中心に聞いてきましたが、後編ではakippaに入社した理由や今後のことを中心に聞きました。

■うどんやさんからakippaへ転職を決めた3つの理由

石川

もっといろいろとお伺いしたいところですが、そろそろakippaの話を伺いたいと思います。 よく聞かれるかと思うのですが笑、なぜ東証一部上場企業の取締役CFOがベンチャーへの転職を考え、その中でもakippaを選ばれたのですか?

3点ありますが、まず一つは、昔からよく知っているビジネスだったことです。
三方良しのビジネスアイデアが非常に優れていると投資したときから思っていました。それから5年ほど経ってはいますが、全く知らないゼロからの会社にいくよりは、自分が理解した会社にいくほうが安心感があると思いました。
もう一つは、ミッション・ビジョンですね。非常にミッション・ビジョン指向な会社だと思い、それは入社してからも間違っていなかったと思いますね。何か議論したり、皆で集まって話すときに、みなさん最初にミッション・ビジョンに立ち返ろうとしていますよね。それを本当に成し遂げようと、実現しようと努力しているところはすごくいいなと思っています
三つ目は金谷さんの存在です。投資の時は『これから成長していく経営者』と映っていましたが、昨年トリドール のイベントスペースで金谷さんの出版講演会をしてもらったときに、改めて創業の時から現在に至るまでのストーリーを聞いて、金谷さんの経営者としての成長スピードをみた時に、金谷さんと一緒にやりたいと思いました。

小林

昨年12月にトリドール さまのスペースをお借りして開催したのEXODUS出版記念講演

石川

講演を聞いて心が動いたとは・・!
トリドール さんには申し訳ない気持ちもありますが、共感いただけたことは嬉しいです。 ベンチャーに飛び込むことについて不安はなかったですか?

どこまでできるのか、という不安は正直ありました。
前の会社はそれなりにポジションが上だったので、資料作成もスケジュール調整も交通費精算も自分でやらなくても周りがやってくれていたのですが、ベンチャーは人も使えるお金もそんなにはなく、成長のためにお金を使いたいので、7年くらいいてそのビジネススタイルに慣れてしまった自分が原点に立ち返られるか、という部分は不安でした。

小林

石川

まさかのそちらの不安ですか!笑
よく聞くのは、将来性の不安とかですが、、

そちらは全くなかったですね。
今回経営企画室長というポジションを任せてもらったので、切り開いていく立場だと思っています。経営企画室長が自ら不安といっていたら伸びない感じしないですか?笑

小林

石川

それはそうですね笑
心強いなと思いました!

やり続ければ絶対成長すると思っているので、諦めない心と、素早くPDCAを回す実行力がしっかりあれば、失敗はたくさんすると思いますが、失敗から学んで検証の仕組みがまわせればいずれ成功できると思います。

小林

石川

投資の段階からakippaのことをよく知っていただいていますが、中に入ってからのギャップはありましたか?

営業が強い会社と思っていました。そこは違わなかったのですが、ちゃんとインターネットの会社だなと思いました。笑
株主として私が会話していたのが金谷さん、杉村さん西野さんくらいだったので、塩尻さんやエンジニアやマーケティングの方々と話す機会はありませんでした。SEOとかUI/UXとかしっかりと社内でできているのが、外からはあまり見えていなかったので、中に入ってちゃんとインターネット企業だと思いました。

小林

石川

社内ではそれが当たり前のようになってしまっていたかもしれないですね。

最近、社外の方にakippaを説明する際には「営業とテクノロジーの両輪」がakippaの強みだと話しています。営業は以前から強いですが、それに加えてSEOをはじめとしたデジタルマーケティング、ダイナミックプライシング、シェアゲートのようなIoTをベースとしたakippaのプロダクト、UI/UXの両方がないと今の成功は難しいし、今後より成長する上では、よりテクノロジーの重要性があがってくるのではないかなと思っています。
営業が強いのは明らかに強みなので、しっかりと伸ばしていきつつ、テクノロジーを強化することが重要だと思います

小林

石川

プロダクトがakippaの商品ですからね。

そうです。丸亀製麺でいう「うどん」です。
うどんがまずかったらたぶんお店に来ないですからね。笑

小林


この日、なんと東京オフィスには小林さんと石川の2人のみ!
ということでドアを開放して「3密回避」でインタビューしました。

■高い山の頂上を目指して、ロードマップを作る

石川

まだ入社から2週間とは思えないほどすでに馴染まれてますが、今後どんなことをやっていかれますか?

金谷さんが掲げられている2025年を見据えた目標について、ロードマップをもう少しわかりやすい形で示したいと思っています。

高い山に登るには逆算で考えないとたどり着けないと思うんです。
たとえば富士山、いやエベレストに登るとしたら、何m地点にキャンプを張って、何m地点で装備を変えて、、ということを逆算で考えると思うので、それと同様に、たとえば次の2021年に何をすべきかということを決めて、しっかりと進めていきたいと思います。

小林

石川

エベレストの頂上は見えていても、そこにいくまでの道のりが人によってさまざまだったらたどり着けないですもんね。

そうですそうです。もちろん進んだうえでのルート変更はあると思いますが、まず一旦ルートを引いてみるということをしていきたいと思います。
まずはakippaの事業を立ち上げて五合目にたどり着くまでが大変だったと思います。 山登りであれば頂上が近づくにつれて、気温が下がったり岩場が増えたり環境が厳しくなると思うので、そこはしっかりと計画を立てて進めていくことが大事かなと思います。そのためには、登山パーティの力をしっかり把握する必要があります。リーダーである金谷さん、BU長、ミドルオフィスのCX、掲載チームの人たちには、どういう人がいて、どういう仕事をしているかをしっかりと理解しなければいけないと思います。
登山に例えると、どういう登山経験があって、体力、装備がどうなのかを理解しないと、その選ぶルートが正しいのかわからないと思うんですよね。
まずは従業員の皆さんにヒアリングをさせてもらいたいと思っています。

前職で、黎明期のユニクロに入社して、創業者の柳井さんと二人三脚でグローバル企業まで成長させて、その後RIZAPのデジタル化推進やジーンズメイトの再生を担当した方と一緒に仕事をする機会があったのですが、その方も現場ヒアリングが重要というのをおっしゃっていました。akippaでいうとユーザーさま、オーナーさまとより最前線で向き合っている方々からいろんなご意見や課題を聞いて、それを参考に作っていくのがアプローチかなと考えています。

小林

石川

現場しか知らない声もたくさんありますもんね。

い、グループ長には順次お話を聞いていますが、現場にも伺いたいと思います。

小林

石川

社内にいろんな経歴の方がいるので、広報でインタビューしていても面白いですよ!
過去の社員インタビューの記事もぜひご覧ください!笑
今日はありがとうございました!!

ありがとうございました!!

小林

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

小林 寛之

取締役

大学院在学中に公認会計士試験に合格。修士課程を修了後、大手監査法人にて監査業務に従事。その後、国内証券会社系のプライベートエクイティファンドにおいて、電子機器メーカー、外食企業等のバイアウト投資およびその後のハンズオンでの経営改革を経験。2014年に株式会社トリドールへ入社し、執行役員、取締役を歴任。2020年7月にakippaに入社し、執行役員兼経営企画室長、取締役を歴任。そのマルチさは仕事だけに限らず、運動、食、旅行など趣味もマルチ。

石川 絢子

広報

慶應義塾大学卒業後、インターネット広告代理店、グリーを経て2018年4月にakippaへ入社。グリー時代は新規事業立ち上げや管理系業務、広報など幅広く担当したが、現在akippaでは広報マネージャーを担当。
趣味は旅行で年間3回海外に行くことを目標にしている。