皆さんこんにちは、広報の東野です!
前回から2回にわたってお届けしている、akippaマーケティング担当の内藤へのインタビュー。前編では、内藤の経歴と豊富すぎる社会人経験について紐解いていきました。
前編はこちら
今回は、そんなベテラン内藤が思う「マーケティングにおいて忘れてはいけない重要なこと」、そして、マーケターとして考えるakippaのさらなる成長の鍵について聞いてみました!
多くの領域を経験したからこそ思う、マーケティングにおける大事なこととは
東野
akippaでは今後オーナー様向けのマーケティングを中心に担当されるかと思うのですが、ご自身の経験も踏まえてマーケティングで大事だと思うポイントなどを教えていただきたいです!
1つは「とにかくバットを振る」ということですね。
どれだけ綿密に計画立ててみても、やってみないと分からないということがほとんどだと思います。「考えている時間をなるべく少なくしてとにかくやってみる」というのはとても大事です。
2つ目は、何か施策を打つ時に「結果を踏まえてどうするか」というのを事前にちゃんと考えておくということです。
いわゆるPDCAと呼ばれるところですが、多くは「プランAやってみて、ダメならプランBやって、ダメならプランCやって、、、」という「なんちゃってPDCA」です。そうではなく、まず最初に「Aがダメならどうする、Bがダメならどうする、Cがダメならどうする」と全て計算した上でスタートしないと、PDCAという名前の行き当たりばったりなってしまいます。結果とそれに対するリアクションがあらかじめ想定されているかどうかは大事です。
内藤
東野
事前にある程度見通しを立てておかないと、行き当たりばったりになってしまって改善されていかないというということですね、、、
ビジネスの世界だと、10個やったら10個成功しないとダメという部分はあると思いますが、実際は難しいです。イチローの最も打率が高い時でも0.387です。なので10やれば2ヒット1個ホームランさせる事を考えています。その3安打で10打席分を十分補える計算をしています。
世の中の変化はどんどん早まっているので、とにかく早く、数をこなす。その時にいかにリスクを減らすか、次のことを考えつつやるか、みたいなところが大事だと思います。
内藤
東野
ご自身のそういった知見が活かされたエピソードなどはありますか?
そうですね、、、結局、誰かがやっていることをやっても、誰かがやっている並みにしか結果は出ないと思います。大きな成果を出したいなら誰もやってないことをしないといけません。
マーケティングでも、集客のメニューとして用意されているものをやっても驚くような成果が出る事はありません。驚く結果を出そうと思ったら、自分で新しい仕組み自体を作るぐらいでないと結果は出せません。
内藤
東野
前編でお話しいただいた、前職携わっていたプロジェクトに近いお話しですね!業界にあまり例のない、ベンチマーク的な取り組みだったとか。
そうですね。
新しいチャレンジが許されるのは、レギュラー施策でしっかり結果を出しているからこそで、既存の積み重ねがあるからこそ新しいところに投資させてもらえるのだと思います。大事なのはそこのバランスですよね。
内藤
東野
チャレンジしないと当たらないとはいえ、安定した土台があって初めてチャレンジできる、ということですね、、、
信用を積み上げているからこそチャレンジが許されると思います。それもなく、ただチャレンジしたいと言っても無謀なだけです。
内藤
東野
なるほど、、!会社だけでなく、人にも当てはまるような気がしますね。
akippaマーケティングの「航海図」を作る
東野
内藤さんはakippaに入社してからちょうど1ヶ月(インタビュー実施日は6/25)くらいかと思います。
akippaではどういったお仕事をされているのでしょうか?
やっていることとしては、オーナー様向けのマーケティングです。
ただ、これまではまず色々な人の話を聞いたり、どんな仕組みで動いているのかというのを調べたり、聞いたりしていました。それをもとに「航海図」のようなものを書いていましたね。
内藤
東野
「航海図」ですか、、、
はい。要は、マーケティングという領域において、このakippaという船がどこへ向かうのかという地図のような感じですね。その航海図を短期、中期、長期に分けて、今はいよいよ旅に出るというか、まずは短期のところに向けて出航しよう!という感じです。
内藤
東野
なるほど!情報収集と戦略を練る、といったところを重点的に取り組んでらしたという感じですね。
今後は短期の部分に着手していくということでしたが、具体的にどう言ったことを考えてらっしゃるのでしょうか?
わかりやすいところで言うと、僕自身akippaのいちユーザーとしても感じる課題として、「ここ自分が予約したところであってるかな?」という不安があるということです。akippaの駐車場には一般の民家の駐車場や月極め駐車場などもありますから。「間違って駐車してないかな?」「自分の車がakippaで予約しているって分かってくれてるかな?」という不安は、実際にakippaを利用されたことがある方なら一度は感じたことがあるかもしれません。
また、以前オーナー様にインタビューした際も言及されていましたが、オーナーサイドでも「今日車停まってるけど、これakippaだよね?と不安になる」といった声もあり、ユーザー、オーナーの双方で不安があるんだなということがわかりました。
そういった不安を取り除きつつ、さらにakippaの認知を広げていけるような、一石二鳥の試作を現在検討しています。
内藤
東野
たしかに、今まで停める車の方には「akippaです」という識別要素はなかったかもしれないですね、、、
多くの人が不安に感じているところだと思います。
そういった試作的な部分と合わせて、現状のakippaでは他の会社で当たり前にやっているマーケティングのPDCAなどもまだ整い切ってない部分があるので、その辺りの整備も進めています。というのも、実際にakippaに入ってから、短期的なことに追われているような印象を受けることが多かったのです。毎日忙しくしているのですが、1ヶ月経っても根本的な問題は解決していない、ということもあります。忙しい中でも、日々しっかりと積み上げていくベースのようなものも合わせて作らないと、常に今日の夜ご飯を探して狩りに出ているような感じになってしまいます。
狩りにも出るんだけど、その一方で種もまいておくというところをしっかりやっていきたいですね。
内藤
東野
足元の仕組みをしっかり整えるというところですね、、、
内藤さんは社会人歴も長く経験豊富な印象なのですが、akippaで働いてみて、「自分のこれまでのキャリアが活かせているな」というところは感じられますか?
マーケティングでいえばアナログ手法は結構やってきたので、そこのノウハウはお伝え出来ると思います。やり方はかなりアナログでも、「認知を広める」「安心安全の提供」という目的に見合った施策はたくさんありますから、その辺りの経験は生かせるのではないかと思います。
あとは、akippaはおかげさまで多くのユーザー様にご利用いただけているので、その方々のパワーを活かしてレバレッジがかかった施策を考えたいですね。労働集約的になるのは避けたいと考えています。
内藤
東野
確かに、「どうしたら効率の良い、レバレッジの効いた施策を考え出せるか」という部分は、商材は違えど考え方のエッセンスは共通しているのかもしれませんね。
本日はありがとうございました!
いかがでしたでしょうか!
インタビュー後編では、社会人として、ビジネスパーソンとして経験豊富な内藤だからこそ語れる内容が盛り沢山だったように思います。僕も聞いていてとても勉強になりました!
今回の記事で少しでもakippaという会社や、akippaで働くことに興味を持ってくださった方は、是非他のインタビューもご覧ください!
akipediaのインタビュー集はこちら
内藤 仁
マーケティング
印刷デザイン業界でエンジニア7年。通信業界で営業8年。金融業界でマーケティング10年を経験。2020年6月にakippa入社の最年長。30年前にAI、20年前にVRや動画配信に取り組んでいた新しいもの好き。akippaではマーケティングぽいことをしている。
東野 和実
広報グループ
大阪大学法学部在学中のインターン生。2019年4月に、サークルの研修で訪れていたベトナムからの帰国翌日にakippaの面接を受け、3日後には入社していた。入社後は広報として、社内報や広報ブログを中心に担当。
得意科目は英語。