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深夜の駐車場待ちがまさかのゼロに。第75回諏訪湖祭湖上花火大会、予約制駐車場運営の裏側をレポート!

こんにちは、広報の石川です。

2023年8月15日に長野県諏訪市で4年ぶりに開催された「第75回諏訪湖祭湖上花火大会」。
こちらの公式駐車場の予約、周辺駐車場の開拓をakippaにて対応させていただきました

akippaが花火大会の公式駐車場を運営するのは初。
台風接近により天候や公共交通機関の乱れによる中止の可能性が直前まである状況でしたが、花火大会は無事に開催され、akippaとしては想像以上の結果を得ることができました。

取り組みの背景や内容についてはこちら▼
https://akipedia.akippa.co.jp/business/post-5486

現地スタッフの方や、ご利用者の方にお話を聞いたので、当日の様子とともに簡単にフォトレポートしていきます!

花火大会前日、諏訪に到着すると街中のあらゆる場所に臨時駐車場(公式駐車場)はすべて有料・事前予約制である旨をお知らせする看板が設置されていました。

ありがたいことに朝の時点ではakippaが用意した駐車場はすべて完売
現地で初めて予約制だと知り、困ったドライバーさんもいたかもしれないと思うと、まだまだ駐車場が足りない事実を感じます。

花火大会当日の8月15日、午前8時。
例年であれば、この時間には公式駐車場(当時は無料・予約不要)には深夜から並んだ車が列をなし、すぐに満車になる時間。役場の方々が中心となった現地係員の方は深夜2時頃から対応し、この頃にはすでに疲れていたといいます。

今年はというと、、、

渋滞はゼロ。
早めに来た何台かの車には警備員の方が、予約車以外は停められないこと、9時までは入庫できないことをお伝えしていたためまったく渋滞がない状態でした。
正直、それでも何台かは待っている車がいるのかなと予想していましたが、本当にゼロでした。

現地係員の方々も
「毎年深夜から対応していた大変だったのですが、今年は拍子抜けするくらいに車が来なくて驚いています」
「本当に予約で満車なのか不安になるほど車が来ていない」
などと驚きを隠せない様子でした。

午前9時、いよいよ公式駐車場の開門時間です。

私がいたヨットハーバーでは、開門数分前から3台の車がゲート前で開門を待っていましたが、それだけでした。
少しは渋滞の写真が取れるかな、、、と思っていた部分もあったのですが、幸いにもまったく列をなす様子はありませんでした。
その後は車が集中することもなく、パラパラと入庫が続きます。

印刷してきていただいた駐車券を係員の方がチェックして誘導します。
akippaからのご案内通りにカラー印刷をしてダッシュボードに置いてきてくれる車が多く、とてもスムーズでした。ご協力ありがとうございました。

ヨットハーバーにはキャンピングカーエリアをご用意。
駐車場から花火を鑑賞される方もおり、早い時間から場所取りをされていました。

余談ですが、愛犬と一緒に車で来られている方も想像より多く、わんちゃんや飼い主さん同士の交流の様子も見られてほっこりしました。

高台にある小中学校のグラウンドも公式駐車場として貸し出していただきました。現地でお話しを聞いてみると、以下のような声がありました。

ご利用者さま

茨城県から旅行をしながら、今日の花火大会を最終目的地として移動してきました。
akippaの利用は初めてでしたが、最後の一台を予約できたので安心して来られました。間に合って良かったです。

係員さん

車の到着時間が分散していて今までよりスムーズなので助かります。

いつもは午前8時には満車になるという駐車場も、私の肌感覚ですがお昼前くらいで3割程度。
予約制にすると到着時間が分散するため、交通混雑による渋滞を回避することができます

夕方になると、19時開始の花火大会に向け、徐々に車が増えていきました。
小さい子供連れのご家族や、浴衣姿の方も目立つようになってきたように感じました。
現地にてご利用者さまに伺うと以下のような声がありました。

ご利用者さま

県内から来ました。公式サイトでアクセスを調べていて、駐車場はakippaでの予約制だと知り予約しました。使いやすいし、ゆっくり来られて便利でした!

ご利用者さま

akippaは以前、豊田スタジアム周辺で使ったことがあり知っていました。帰りの渋滞は心配ですが、朝はゆっくり来られて良かったです。

公式駐車場のほか、周辺にはakippaパートナー(代理店)のアスト・コンサルティング社が開拓した駐車場1,600台分以上がありました。
各駐車場、akippaの予約車専用とわかるような工夫をしていただいる場所もありました。

花火大会翌日に伺った際に撮影

6月の記者会見時にお邪魔した「SUWAガラスの里」さまでもこの日のためにオリジナルの看板を用意し、対応していただきました。
「SUWAガラスの里」ではこの日、時短営業をした後にakippaで駐車場を貸し出していただきました。
オーナーさまに話を伺うと

オーナーさま

予約で満車になりました。現地に係員を立てて対応しましたが特にトラブルもなく安心して運営できました。

という嬉しいコメントをいただくことができました。

このようにして「駐車場は事前予約制です」の文字が街中に溢れた1日は終わり、当初の現地の課題
・花火大会当日の駐車場および周辺道路の混雑緩和
・駐車場係員の負担軽減
はいずれも、駐車場を事前予約にすることで改善することができました。

駐車場不足や出庫時の渋滞など課題はありますが、初めての取り組みとしては成功できたのではないかと思います。実行委員会とともに振り返りを実施し、来年以降より良い駐車体験を提供できるよう改善していきたいと考えています!

このノウハウは他のイベントなどでも活用していければと思いますので、駐車場問題にお困りの自治体関係者様、イベント主催者の皆様、お気軽にお問い合わせください!

お読みいただきありがとうございました。

石川 絢子

広報

慶應義塾大学卒業後、インターネット広告代理店、グリーを経て2018年4月にakippaへ入社。グリー時代は新規事業立ち上げや管理系業務、広報など幅広く担当したが、現在akippaでは広報マネージャーを担当。
趣味は旅行で年間3回海外に行くことを目標にしている。