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“遠くても安心”を実現。アキッパが音楽フェスで取り組んだ「離れた駐車場+送迎」という新しい選択肢

こんにちは!

アキッパの広報担当の森村です。

アキッパではこれまで、音楽フェスや花火大会など全国のイベントにて「事前予約制」の駐車場運営を行い、会場周辺の混雑緩和や駐車場不足の解消といった地域の困りごと解決に取り組んできました。

過去の取り組み事例はこちら▼
https://www.akippa.com/partnership

そして今回、9月20日に滋賀県・草津で開催されたフェスにて、初の取り組みを実施しました。

それは「乗り合いタクシーの送迎付きの駐車場貸し出し」です。

送迎があれば会場から離れた遊休地でも駐車場として活用できることはもちろん、来場者は駐車場不足が予想される現地周辺で駐車場を探す必要がありません。そして交通量が減ることで会場周辺の混雑緩和にも期待ができる取り組みとなります。

今回のakipediaでは、送迎付き駐車場という新しい取り組みの概要と、その可能性についてご紹介します。

■公式駐車場はSold Out、周辺には入庫待ちの列も

フェス会場は琵琶湖に突き出した半島にあり、自然に囲まれた魅力的な立地です。しかし車でアクセスする場合にはいくつか課題もあります。
最寄駅からは数キロ離れているため一定数の来場者が車移動を選択しますが、公式駐車場の数には限りがあり、当日はすでにSold Out(満車)となっていました。

立地の特性から利用できる駐車場にも上限があり、さらに交通経路も限られているため、一度に車が集中するとどうしても渋滞が起こりやすくなってしまいます。
会場を訪れる人はもちろん、周辺で生活する市民の方々の移動にも影響を及ぼす可能性も考えられます。

会場周辺の様子

実際に当日朝8時頃には、開場(10時30分)前に会場近くの駐車場を目指す車列ができ始めていました。列に並んでいた方に話を伺うと

「公式駐車場が取れなかったので、当日受付の駐車場に停めるため早めに来た」という声もあり、多くの人が駐車場を確保するために早朝から移動し、開場前から道路の混雑が発生してしまう状況が見て取れました。

■直前の参戦でも安心!駐車場予約と送迎でスムーズに会場へ

今回アキッパでは、会場から車で13分ほどの遊休地を活用して、乗り合いタクシーによる送迎を実施しました。

実際のスペース写真。貸し出しに向けてアキッパにて草刈りも実施した。

運転手が駐車場に到着すると現地スタッフが駐車券を確認し、車を駐車してもらいます。

その後タクシーにて運転手を会場まで乗り合いで送迎するという流れになります。

タクシーは3台用意しており、それぞれの時間に合わせて会場までお送りします。

タクシーの中は広々として快適、ゆったりとくつろげる空間で、移動時間も安心して過ごせます。

アキッパとして新しい駐車体験の提供にもつながりました。

実際にこの駐車場を予約・送迎を利用された方にお話しを伺いました。

森村

今回の取り組みをどこで知りましたか?

会場近くに駐車場がないかアキッパで検索しました。
以前京都に行く時にアキッパを利用したことがあり、駐車場にも利用者に向けて 丁寧な案内がきちんとされていて好感を持っていました。

ユーザーさま

森村

アキッパをご利用いただいていたことがあったのですね、ありがとうございます。
どのタイミングで駐車場を予約されましたか?

実はフェスに行くことを決めたのも今週の話で、駐車場についても何も決めておらず、昨晩この駐車場を予約しました。
駐車場がなかったらどうしようかと思っていたので、駐車場が直前でも予約ができて本当によかったです。

ユーザーさま

森村

それはよかったです。
今回はどちらから来られたのですか?

長野県から来ました。
午前3時ごろに家をでて、今朝到着したところです。

ユーザーさま

森村

それは長旅でしたね、お疲れ様です。

=LOVEというグループが好きでフェスへの参戦を決めたのですが、関西のフェスへの遠征は初でした。土地勘もないので駐車場が予約できて助かりました。そして送迎もあるので便利だと思いましたね。

ユーザーさま

森村

会場周辺は駐車場探しや渋滞が予想されるので「ちょっと離れた駐車場から送迎する」今回のケースはイベント向けかもしれないですね。

あと個人的には今回の体験を経て、自分も駐車場を貸し出したいなと思いました!
実は長野の諏訪市に自宅があるので、花火大会の時に貸し出そうと思います。

ユーザーさま

森村

ありがとうございます!
実はアキッパにて諏訪湖祭湖上花火大会の公式駐車場運営もおこなっております。
ぜひこの機会にオーナーとしてもご活用いただけると嬉しいです。

諏訪湖祭湖上花火大会での取り組みについては以下のレポートをご覧ください▼

実際の送迎の様子

他の利用者の方にお話を伺った際も、「一昨日前に検索して駐車場を予約した、直前まで(駐車場のことは)考えていなかった」といった声が挙げられました。

一方で、会場に向かう方からは「事前予約できる駐車場があることを知らなかった」「知っていたら使いたかった」という声もありました。

今回の取り組みを通じて、イベント参加時には、当日の混雑や不安を感じてから直前に駐車場を探す人も一定数いることがわかりました。

だからこそ「直前でも予約できる」「検索してすぐに確保できる」「駐車場から会場まで送迎してくれる」という安心感は非常に大きく、予約制駐車場がいかに必要とされているかを改めて実感することができました。

合わせて取り組みにご協力いただいたタクシードライバーの方にもお話しを伺いました。

今回の取り組みを伺った時、すごく革新的だなと思いました。
最寄り駅からタクシーで現地に向かうケースはよくありますが、駐車場に車をとめて送迎をするのはあまりないので新鮮ですね。
来場される方にとってはいい仕組みなので、ぜひ続けて欲しいと思っています。

ドライバーさま

いかがでしたでしょうか。

今回は実証実験的な取り組みとなり、来場者への広い周知など課題もいくつか見えてきました。

一方で、利用者の方からは「直前でも予約できて助かった」「土地勘がなくても安心だった」といった声が寄せられ、新しい可能性も感じられました。

今後「イベント会場から少し離れたところに駐車して送迎する」という仕組みをより多くの方に知ってもらうことで、会場周辺の渋滞や駐車場の入庫待ちによる混雑も緩和できると考えています。アキッパはこれからも地域の皆さまと連携しながら、全国のイベントで駐車場に関する困りごとの解決に向けて、さまざまな角度から挑戦を続けていきます。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

当日現地対応をおこなったakippaメンバー

森村 優香

広報

2013年4月に新卒3期生として入社。営業職で入社するも初日に「広報やってみないか」と代表の金谷に言われ断れず、以降ずっと広報を担当。特に関西では金髪広報として有名。
お酒が大好きだが、意外と23時には寝ていたいタイプ。全国の地酒制覇を目指し、47都道府県への旅行を計画中。